防弾のハイテンションボーイ 5

みをる。さんリクエスト 1 ページ27

Li「おはよう！」


屈託のない笑顔で挨拶してくれる貴方が好きだった。


Li「重そうだね？手伝うよ！」


優しい笑顔で手伝ってくれる貴方が好きだった。


Li「･･･ありがとう。」


照れたような笑顔でそう言ってくれる貴方が好きだった。


本当に、本当に好きだったの。


貴方を幸せにするためなら、私はこの気持ちを一生隠して貴方を支える。


そんな覚悟を持って、貴方のいるこの会社に入社した。


貴方にとって私はただのスタッフ。


名前も覚えられないような、どこにでもいる、そんな人間。


それでも貴方が幸せなら私も幸せだった。


でもね、現実ってそう簡単にはいかないの。


貴方を嫌う人が貴方を傷つけようとする。


傷ついて、傷ついて･･･涙を流す貴方。


そんな光景を目の前で見ている私は辛かった。


それと同時に、貴方を支えるメンバーが憎かった。


私が、私だけが、貴方を支えたかったのに。


お願い、他の人に甘えないで。


お願い、他の人に微笑みかけないで。


お願い、


お願い、


お願い、


貴方を誰にも触れさせたくないの。

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