防弾のハイテンションボーイ 5

ウォルさんリクエスト ページ13

JIN


SG「･･･ヒョン、ソランは帰って来てないんですか？最近あいつに起こされた記憶がないんですけど･･･」


僕はいつも思う。


うちのユンギはツンデレだと。


ソランが抱きつけば鬱陶しいと怒り、ソランが寝ている時に近寄れば邪魔だと怒る。


なのに、ソランが自分に寄ってこないと途端にこうなる。


SG「あいつ、ちゃんと休んでますかね？やっぱ１回叱らないとダメですよね？」


「ソランならシャワー浴びてるよ。」


SG「なんだ、そうならそうと早く言ってくださいよ。」


なんだよその顔は･･･


さっきまで心配そうな顔してたくせに。


Li「ジニヒョーン、綺麗に洗ってきたよ〜もう抱きついてもいいでしょ？」


「言う前に抱きついてるよね？まぁいいけど･･･って髪！も〜、ほら座って。乾かしてあげるから」


ぽたぽたと髪から雫が垂れるソランを無理やり座らせて、ドライヤーをかけてやる。


うん、予想通り。


ドライヤー用意してて良かった。


さすがワールドワイドハンサムな僕だ！


Li「あ"ぁ〜、潤いが奪われる〜って、あれ？ユンギヒョン起きてきたの？おはよう。まぁもう昼だけど(笑)」


あらら、ユンギの存在に気づいてなかったの？


ソランったらどんだけ僕の事好きなんだよ〜(笑)


･･･怖っ。


ユンギのやつ、めっちゃ僕の事睨むじゃん。


僕、悪くないよね？？


Li「ねぇジニヒョン、俺お腹空いた〜パンケーキ食べたいな〜♡」


うわぁ〜ユンギの顔見てないのこいつ？


ほら見てみなよ、機嫌の悪そうな顔。


SG「た、たまには俺が作って･･･」


「わかった！美味しいパンケーキ焼いてあげるね♡でも先に髪の毛乾かさないとね〜」


･･･我ながらちょっと性格悪かったかな？


でもね、これは仕方ない事なんだよ。


そりゃあソランは騒がしくて、人の話しなんて聞かないし、ハチャメチャな事ばっかりやる問題児だけど、たまに、本当にたまに、可愛いって思う時があるんだ。


例えば今日。


疲れて帰って来たせいか、シャワーも浴びずリビングのソファで倒れ込むようにして寝ていたソラン。


起こそうとしたら、眠そうな顔して"ヒョン大好き〜"なんて言いながら抱きつこうとしたんだ。


でもほら、汚いじゃない？


だから先にシャワー浴びて来いって行ったら、シュンってしながらも大人しく行ったんだ。


･･･これ可愛くない？


だから、ごめんねユンギ。


ソランはあげないよ。

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