彼が消えて早5年。今私は…【降谷零・安室透】

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「安室さん、って...？？」



さっきから会話に出てきていた安室さんが分からずそう口にすると、園ちゃんがそうそうそうそう！！！といきなり元気に話し出した。





「安室さんはね！！ここポアロの店員さんで！！すっごくイケメンなの！！！金髪に碧眼！！褐色の肌が似合いすぎてて！！ってA姉！？どうしたの！？」




どうしたって。






紅茶を吹いたよ！！！！盛大に！！！





ついでに零しもしたよ！！！！






だってだってだってだって。







金髪碧眼、褐色の肌って。あいつそっくりじゃん！？？いや、でも安室さんって言ってるし…




「あ、ごめん。ちょっとびっくりしちゃって。特徴が知り合いに似てたから。その人、フルネーム何ていうの？？」





「安室透さんよ！！！もしかしてA姉、興味ある！？？今日居座って会って帰りなよ！！！」


とおる？透流と一緒だあ。漢字はどうだろう？




「いやいやいや、まあ、会えたら会ってみたい気もするけれど。私、今は身の回りの事で精一杯だからなぁ。結婚とかまだいいや。元彼との別れ方もふに落ちなかったのもあって恋愛する気になれないのよねぇーー。」



そう言って吹いたり零したりした紅茶をさりげなく処理し、もう一度紅茶を頼み直した。



「「「え、A姉/さん彼氏いたの！？？？」」」




ん？なんでそんなに驚いてるの！？？





「いましたけど！？？？」





「「「えぇー！！？？？？？？」」」

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