34.side安室 ページ36
澪が寝たまま俺の洋服を握り込んでしまった為、澪を抱えたままボックス席に座っているとそれを見た透流と郁流が近付いてくる。
「みお、ねちゃった？」
「はい、先ほど。透流くんと郁流くんは寝なくて大丈夫ですか？」
そう確認をとると、2人はいそいそと俺の両脇のソファへと上がってくる。
「おれもねる！！」
「...ぼくも。」
上り終えた2人は俺にそう宣言し、何故か左右から俺に寄っかかる体制で眠りにつく。「え、ちょ、」と思わず声をあげるも、流石子供と言うべきか既に寝息を立てていた。
「安室さんモテモテ〜！！」
「流石！やっぱりイケメンは違うわね！！私が親族なのに！！！」
コナンくんにからかわれ、園子さんには若干僻まれ。苦笑いを返せばパシャリとコナンくんに写真を撮られた。
「お、いい感じ。」
そう言いながら見せられた写真には、まるで親子のように写っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そのまま緩やかに時間が流れ、子供たちは4時頃にのろのろと起き出した。
最初にパッと目覚めたのは透流。次に郁流が眠たそうにしながらも起き上がる。
一方澪は、少し揺さぶってもうぅ...と唸るだけで一向に起きる気配がない。
「みお、おきて！！よるねれなくなるよ！！」
見かねた透流が澪の耳元でそう叫ぶと、その声にびっくりして目覚めたようでグズグズと泣き出してしまった。
しばらくしても中々機嫌が直らない澪を抱えていない方の手をつかってポンポンと叩く。一定のリズムでそれをしていると、次第に嗚咽が小さくなっていた。
そしてもう少しで大丈夫そうだというところで、ポアロのドア鈴が鳴り響いた。
「3つ子をお迎えにあがりました。」
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まみこ(プロフ) - 244万……！すごいヒット数ですね！とても素敵なお話、一気読みしちゃいました笑笑 (2022年12月21日 23時) (
レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 直しました！！ありがとうございます！！ (2018年5月24日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - セコムになる話。で昴さんが「すーにい」と呼ばれていましたが、3つ子は昴さんを「すーくん」と呼んでいませんでしたか？ (2018年5月24日 18時) (レス) id: c480416726 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 直しました！いつもありがとうごさいます！！！ (2018年5月23日 19時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あと、「みつご」は、「三つ子」の方が良いと思います。 (2018年5月23日 19時) (レス) id: ecb7d31a94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空良
| 作成日時：2018年5月7日 17時
