19. ページ21
私のビーフシチューが運ばれてきた時には、澪以外の子供たちは食べ終わっていた。子供たちは3人でシャーロック・ホームズについて語っている。
子供っぽく無さすぎてつらい。
沖矢さんは食べながら眠たくてフラフラしている澪のお手伝いをしてくれていて凄く助かる。そして私は美味しいビーフシチューを頬張っています。いや、まじで美味しい。
「あ、澪ちゃん寝ちゃいましたよ。」
食欲より眠気が勝ったのだろう、澪は沖矢さんにもたれるようにして眠ってしまっていた。その手にはスプーンを握りしめて。
「あ、すみません。ありがとうございます。」
慌てて残りを食べ終えると、沖矢さんから澪を受け取りその手からスプーンを外す。
外したスプーンを机に置いてからソファーを借りてそこに澪を寝かせた。
「あの、ご飯作って頂いちゃったので洗い物は私がやります。」
そう言ってから机の上のお皿を重ねてキッチンへ持っていく。すると横から手が伸びてきて私からお皿をサラッと取り上げた。沖矢さんだ。
「大丈夫ですよ。僕が後でやっておきますので。それより澪さんが寝ちゃったならもう送っていきましょう。」
「透流くん、郁流くん、コナンくんも。送っていくので帰る準備をしてください。」
沖矢さんはそう言うと私から取り上げたお皿をキッチンへおき、車のキーを持って玄関へと向かい出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「本当にありがとうございました!!!」
「いえいえ、ではまたいつか。」
そう言って家まで送ってくれた沖矢さんはスバルに乗って去っていった。
「かあさん、たのしかったね!!!」
「また、あそこいきたい!!ほんのおはなし!!」
「そだねー!また遊べるといいね!!」
ぐっすりねている澪も心なしか笑っているような気がした。
2835人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まみこ(プロフ) - 244万……!すごいヒット数ですね!とても素敵なお話、一気読みしちゃいました笑笑 (2022年12月21日 23時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 直しました!!ありがとうございます!! (2018年5月24日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - セコムになる話。で昴さんが「すーにい」と呼ばれていましたが、3つ子は昴さんを「すーくん」と呼んでいませんでしたか? (2018年5月24日 18時) (レス) id: c480416726 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 直しました!いつもありがとうごさいます!!! (2018年5月23日 19時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あと、「みつご」は、「三つ子」の方が良いと思います。 (2018年5月23日 19時) (レス) id: ecb7d31a94 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空良 | 作成日時:2018年5月7日 17時