半怪異が179体 ページ34
「そんな、先輩たちまで...花子もいねーし...これじゃあ輝兄との約束が...」
『？(約束...？)』
「ん？花子くんいないの？」
「あ、その、さっき来たらこんなのがあって」
そう言って光は「カイギにいってきまーす」と書いてある紙をペラリと見せる。
寧々やAはその紙を見て「誰と？？」という疑問が頭を埋め尽くした。
『こんな時間から...？』
「会議...ハッ、源くん今何時ですか！？」
「十六時ちょっと過ぎっす」
「ああまずい、先生十六時から会議なんですっ
源くん！とにかくもう女子トイレに入らないでくださいね！」
そう言って走って職員室に向かっていく先生。
三人はその場に残された。
瞬間寧々とAは顔を合わせて光に振り向いた。
「ねぇ源くん」
「？」
『”16時の書庫”...って、知ってる？』
＊
「うーん...」
『付き合わせちゃってごめんね、源くん』
「全然平気っす！」
二人の話を聞いて、光は共に図書館に来ていた。
「先輩たちのためなら火の中水の中っす！」と、なんとも頼もしい発言をしてくれる。Aはその言葉が純粋に嬉しくて微笑む。
『そう言ってくれるなんてすごく頼もしいな』
「へっ、あ、そ、そうすか？
あと、その、オレもあいつの本を読んでみてーし...」
「弱点を知りたいとか？
源くんてば、まだ花子くんのこと祓う気なのね」
苦笑しながら寧々はそう光に問いかける。
しかし光は寧々の問いかけに言葉を濁しながら「そうゆうのは止めた」と答えた。
『！止めた、の？』
「なな、なんつーかホラ！先輩たちも言ってたじゃないっすか！あいついい怪異だって！
...それにまー、色々合って...アイツがいい奴なのか悪い奴なのか確かめてから祓おうって決めたんです。」
「源くん...」
『...そうなんだね』
光の言葉に二人はそれぞれ何か思う。
そんな二人に光も言葉を続ける。
「思えばオレって、あいつのこと何も知らないんすよね」
『！』
「あ、でも悪い奴だったら祓うんでやっぱ弱点も知りたいっす！」
そう言って先程とは一転、少し子供のように目をキラキラさせながら笑顔を向ける。
Aはそんな光を見て目を見開いていた。
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いす。 - 続き楽しみにしてます〜〜！！でもご無理はせずに！ (12月25日 0時) (
レス) @page38 id: ebcf079fae (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (12月13日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - ドキドキしました!更新頑張ってぐださい！楽しみに待ってます! (12月11日 12時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 更新待ってます！ (8月24日 19時) (レス) @page36 id: 119a923417 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 久々に拝読させて頂きました！！身代わり様というのは誰もやってなかったので新鮮で面白かったです又気分が向いた時で構わないので続きが読めること楽しみにしております！！これからも応援してます！また、読み返しに来ます (8月23日 22時) (レス) @page35 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
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