忍者7 ページ9
「私は少し厠に行ってくる。
半助を起こしなさい」
『はい!』
そう言って山田先生が行くのを見送って土井先生を起こすA。
『先生、先生...!...
土井先生、朝ですよ!』
Aは土井先生の体をゆっさゆっさ揺らす。
「...んッ、おぉA。
おはよう。」
『はい!おはようございます!』
土井先生はゆったりと体を起こす。
「...そうか、今日は約束の日だったな...。
...最後にもう一回聞くがホントに『 行 き ま す 』分かった分かった!ッ分かったから、そんな近づくんじゃないッ!」
土井先生は焦る。
その顔はほのかに紅色に染まっている。
土井先生は続けて言う。
「ッ全く...だがホントに気をつけるんだぞ?」
『もちろんです!は組のお約束?はちゃんと理解しました!』
「ホントだな?
...顔に傷は作らないようにしろよ?」
『出来ても(多分)すぐに治ります!』
何処からそんな自信が来るのか分からないが、Aは屈託のない可愛らしい笑顔で応える。
土井先生は顔に手をあてた。
山田先生が戻ってき、そろそろAは食堂の手伝いに行こうとした。
食堂の手伝いはAのいつもの日課だ。
忍たまたちに気付かれないように、忍たまが来ないうちに手伝って颯爽と消えるのだ。
Aは体が弱くまだ派手な実技をしたことがないため、これで忍者の気分を味わっている←
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 面白いです!(∩´∀`∩) (2023年2月13日 10時) (レス) @page49 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
推ししか勝たん症候群 - 続編、ワンダホーイ!!!!(・д・ = ・д・) (2023年1月12日 1時) (レス) @page49 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
にゃび - 続きが早く読みたい (2021年8月8日 5時) (レス) id: 017fff44c1 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - モコナさん» ありがとうございます!ぜひ読ませて頂きます!これからもよろしくお願いします! (2020年2月5日 22時) (レス) id: 2ed1be5e34 (このIDを非表示/違反報告)
モコナ(プロフ) - 桜さん» こんにちは!作品読ませていただきました!とても面白いです!更新頑張って下さい!後今「忍術学園の女の子」を書いてます!是非読んでください! (2020年2月5日 21時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
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