十五歳だけど四年生！？【忍たま】

忍者41 ページ44

Aは数馬と離れると、窓際の席の移動していた。













「「「「「…」」」」」







みんな(特に上級生)はそんなAの一つ一つの動作や仕草に見惚れていた。










五年生組

【俺ちょっと話しかけてくる】ｼｯ

【馬鹿野郎、抜け駆けは許さん】ｽｨｯ

【話しかけるべきか、まだ様子を見るべきか…
うぅ〜…！】ｼｨｨ…

【雷蔵、悩む必要はないだろ。
後輩だぞ？話しかけていいだろ】ｽｯ

【おほー…
すごい可愛い、それに胸大っきい…】ｽｩｯｯ

【言っちゃったよ八左ヱ門、でも同意。
発育が素晴らしい。】ｼｯｯ

【勘右衛門と八左ヱ門と話が合うとは…雷蔵、悪いが私が先に話しかける事になりそうだ。
何だあれは、とてもあの真ん中に飛び込みたい衝動に駆られる…！】ｽｽｯ



【【三人とも黙れ】】ｼｯｼｯ










六年生組

【…可愛くないか？】ｼッ

【おやおやぁ？色恋事にうつつを抜かすんですか、留三郎くん？】ｼｨｯ

【んだと！？
お前だってさっき見惚れてただろ！】ｼｯｯ

【て、てめぇ！！どこにそんな確証が…！！】ｽｯ





「やんのか！？」



「上等だｯ！！」





いつもなら怒鳴り散らしながら睨み合うふたりだが、今回はあの転校生の女の子を気遣い小声で言い合う。




【お前らやめんか！！五年生に聞こえるだろ！】ｼｼｯ

【ひ、一言でいいから話してみたい…！！数馬が羨ましい！！】ｼｨｯ

【よしっ！まずは私が‼】ｼｯｯ

【待て小平太！さっきの様子を見て分からんか！？】ｽｽｯ

【そうだ…。怖がらせたりしたらどうする…】ｼｯ…

【名前だけでも…】ｼィ











こんな感じで騒ぎまくっている上級生たち。
(見るに耐えない…聞くに耐えない)





Aは…矢羽も若干気になりつつも、窓の外の景色を楽しんでいた。






『ふふっ』






















『(早く先生、来ないかなぁ〜)』

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