彼女の探し物 ページ4
瞬間移動術で移動し、着いた場所はあの山小屋の中だった。
「うわぁ…狭っ」
着いた途端、城の部屋とは打って変わった狭さに思わずそう零した。
更には暫く使ってなかったからか、ホコリっぽいニオイが鼻を突く。
…見た所荒らされた形跡も使われた形跡も無さそうだ。きっと最後に此処を出たきりの状態がそのままなのだろう。
ならば、�爛▲讚瓩�ある可能性は十分にある。
僕はボロボロの本棚に近付くと、その中から取り分け分厚い本を抜き出した。
その本は青色の表紙で、ソレに白で模様が刻まれている。
中を開くと特殊な文字が並べられ、普通の種族の奴らには読めないだろう。
だけど、僕は読める。
だってこの本は『
この書体は魔女にしか読めない独特の書体なんだ。
だから多分、あのマーリンでも読めないんじゃないかな？わかんないけど。
逆に読めたら凄いな。
でもフツーに読めそうで怖い。
…とりあえずペラペラ捲って中身を確認してみたけれど、特に汚れていたり破れたいたりはしてなかった。
良かった、まずは1冊無事だな。
ホッと一息吐いてから僕は魔道書を閉じ、目線を再び本棚に向けて、もう1冊の魔道書を探した。
僕はこの『
この魔道書は1冊あるだけでも結構珍しいらしいんだけど、何故かその魔道書を2冊も。
何でも僕の母さんが魔女族の中でも結構高い権力を持ってたとか、そうでなかったとか。
昔の事はよくは覚えてないけれど、そんな所なのだろう。
少し昔の事を考えながら魔道書を探していたが
気付いたら本棚の端から端まで見ていて、だが魔道書らしき本が無かった。
「……え？」
え、ちょっと待って。
見落としがないか、僕はもう一度、入念に探してみるが、やはり無い。
まさか本棚じゃなくて違う所では、と思って今度はベットの下、布団の中、キャンバスの下、クローゼットの中、とにかく小屋中を探したが見つからない。
……嘘でしょ。
まさかの事態に僕はその場にへたりこみ、そして必死に思考を巡らせた。
何で、どうして此処に無いの…？
何処にやった？何処で失くした？？
とりあえず……ゴウセルに操られる前は確か持って……なかった、ような。
じゃあ、もっと前の……〈七つの大罪〉結成時はどうだ？持っては…なかった、な。うん。
……え？ちょっと待てよ。
そうなったらもう、あそこにあるとしか…
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＊IJu＊(プロフ) - 如月李瑠葉さん» コメントありがとうございます！ ツンデレ良いですよねツンデレ(( そんな、天災だなんて…← 僕には非常にもったいないお言葉でず…_( _´ω`)_ (2017年1月9日 12時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
如月李瑠葉 - これも面白いですね！夢主のツンデレっぷりがイイ…天才ですか！？ (2017年1月9日 1時) (レス) id: 5cf1189260 (このIDを非表示/違反報告)
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