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隆二 「そっか。最近勤務どう？」
A 「……」
急に黙りだしたA
隆二 「なんかあった？」
A 「……」
俺はカレーを食べるのを止めて
ソファの前で膝を抱えて座るAの隣に座った。
隆二 「大丈夫か？」
何も話そうとしないAに安心して欲しいのと
俺を頼って欲しいのとでAの華奢な背中を軽くさする
A 「隆二さん…」
隆二 「っ！！」
急に下の名前で呼ばれるとドキってした
それにしても下を向いて元気なさそうだな
隆二 「どうした？」
A 「私って何なんですかね…」
隆二 「えっ？」
A 「面倒くさい女だなって思って…」
隆二 「Aが？」
A 「はい…」
Aにしては珍しく悩んでるみたい
もしかして今日俺が、
お客さんと話しすぎって言ったからだったりして…
隆二 「お客さんの事なら俺、怒ってねーよ？」
A 「いや、違うんです。」
なんだ 違うのか。
.
A 「私って嫌われやすいタイプなんですかね…」
前に萩花ちゃんが言ってた。
��Aは悪く思われやすいけど人から嫌われるのが嫌だったりするんです。��
って…
.
隆二 「もっと思った事ちゃんと言ってみれば？」
A 「えっ？」
隆二 「Aって結構思った事ためるでしょ？」
俯かせていた顔を俺に向けるA
Aは普段怒らないけど言わないだけなんだと思う。
それにしれっーと嘘つくから本音が言い出せないんだろうな
隆二 「嫌われるのに怖がって何にも言えないのって自分も辛くね？」
A 「………」
隆二 「大丈夫だよ。
俺と伶菜ちゃんはAの事嫌ったりしねーから」
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作者名：emirin | 作成日時：2016年4月24日 16時
