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＊Aside
無事に勤務が終わって車で帰宅した
A 「ただいま〜」
伶菜 「あ、Aおかえり〜」
冷蔵庫からウィダーを取り出し怜菜の隣へドカっと座る
伶菜 「夕飯は？食べた？」
A 「17時に食べたよ」
伶菜 「15時からなのに休憩早かったんだね
今日は何もなかった？大丈夫？」
さっきからすごい聞いてくるな…笑
普段、私達が家で会うのはだいたいこの時間
朝は伶菜がいないし、夜は私が仕事してるから一緒
に住んでるけどなかなか1日で話す機会は少ない
A 「大丈夫だった。怜菜、いろいろ心配かけてごめんね」
伶菜 「ほんとだよ〜 帰って来る時は気をつけなよ!
TETSUYAさんもすっごい心配してたんだから！」
A 「いつも1人で帰るなって言われてたから怒られそう…」
伶菜 「怒ってたよw」
やっぱり…
伶菜 「何かあったらすぐ社員に報告する事！ いいね？」
A 「はい…」
この歳にもなって自分の身も自分で守れないって情けないよね…
こんなんだから誰も守れないんだよ
ごめんね。悠介
(ギュッ)
温もりを感じると思ったら怜菜が私の事を抱きしめてくれていた
A 「ごめん。悠介思い出しちゃった」
私はいつまで過去に縛られてるんだろう
伶菜 「悠介の事は忘れる必要なんてないんだよ」
A 「伶菜…」
私を抱きしめてる怜菜の手を握ると温かくて眠くなってきた
伶菜「Aには私やTETSUYAさんがいるでしょ？
自分で全部背負い込まなくていいんだから」
A 「も〜〜
私、伶菜いないと生きていけないんじゃないかな」
伶菜 「嬉しい事言ってくれるじゃーーん！」
(ギューー！)
A 「わー！やめて！！痛い！！あははっ^ ^」
.
あれ？
私いま…
伶菜 「笑った…」
こんな風に笑えたのいつぶりだろう
伶菜 「久しぶりにちゃんと笑えてるよ！」
と涙目で話す伶菜
これも全部怜菜のおかげだよ
A 「ありがとう」
まだ時間はかかると思うけど少しずつ頑張ってみるね
.
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作者名：emirin | 作成日時：2016年2月17日 1時
