【自然に満ちたこの地で】毒と蜂蜜。【CS/派生】

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■フウ

チャンピオンである彼女の実力を認めており、普段からカンと共に身分を隠して近付き勧誘アタックを仕掛けているが、薄々彼女の本質的に此方には寝返らないだろうなという事に勘付いており、勧誘というよりかは後々邪魔になりそうなので今のうちに出来るだけ取り込んで衝突を避けようという考えで動いている。至って紳士的に振る舞っているが、カンの上司であると言うだけで既に印象が悪いらしく警戒されている。
彼女が伝説のポケモンと繋がりがある事を知ったなら、なおさら近付いて利用しようとするだろう。

「いや、どうも。鬱陶しくてすみません。中々諦めの悪い気質でしてね。この前の話のお返事を伺いに参りました。…どうです？考えて頂けましたか。」

「ははは、いやはや、随分と警戒されていますね。私は貴方と話がしたかっただけなのですが。…ほう、それは…麻酔銃ですか？宜しい、撃ちたければ撃って御覧なさい。…撃てるものなら、ね」


■エリザベート

絶大な信頼と絆で繋がる大切な部下の一人。
孤児院で虐げられていた彼女の才能を見抜き、この場所で埋もれている事を憂い引き取る。
仕事で多忙ながらも出来る限り彼女に親身に接し、時にからかってみたりして彼女に怒られたり、任務のついでにお店に入って彼女が気に入ったものを買い与えるなど父親代わりとなって娘のように大事に育てた。眼帯もその過程で与えたもの。
心身共に成長し出世する彼女をとても誇らしく思っているが、体が弱いのを案じ、何事にも強気な彼女に対し無理をしないようにと幾度も忠告している。

「流石はエリザベート君、鋭いね。君の言う通り、此処の裏手には反逆組織の幹部達が布陣している。そこで君の部隊の出番という訳だ。…どうだ、頼めるかい」

「…起きたか。はあ…エリザベート君、倒れたのは今月に入ってからこれで二度目だ。君の実力を信用していない訳ではないが、君は元来体が弱いんだ。次からはあまり無茶はしないように。良いね？それに、元気な君をいじめられないのは私もつまらないからね。…ははは！」

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