【鬼滅の刃】双子の時透姉弟

31.動揺 ページ32

-Aside-


帰り道、ぼーーーっとしていた私。


私は今まで好きな人なんてできたことがない。
むいのせいかもしれないけど、そういう感情が生まれたことがなかった。
カッコイイとかそういうのも思ったことがない。

それなのに何故…。


さっき私はカッコイイって思ってしまった？
見とれてしまった？
確かに剣道はかっこいい。
でもそうじゃない。

竹刀を振るあの人が、かっこよかった。




いつもは怖い顔してるのに…
真剣な顔してて。


でもまあ、カッコイイから好き…とかじゃないか。




はあ、面倒くさー。








無一郎「おかえり」


A「ただいま」





-無一郎side-

あれ、今日もまたAが変だ。

うわの空。


また何かあったんだ。
どうしてあんなに分かりやすいんだろう。


僕が守ってあげないと。


(コンコン)


Aの部屋のドアを叩いたけど、返事がない。



無一郎「入るよ」


中に入るとAは眠っていた。

ただ疲れただけかな？
ならいいんだけど…



A「好きになんて………なりたくな…いよ…」




無一郎「っ？！」


え、何今の。
寝言？

スキニナンテナリタクナイヨ…？





誰を？

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