【銀魂】江戸に住んでもろくなことない。

22. 執着 ページ22

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「じゃあ、お邪魔しました。また来るね」

「本当にあんなむさくるしい所帰るアルか？私心配ネ。
仕事なんてほっぽって今日はウチ泊まろうヨ〜〜」

「泊まりたい…！けど、ごめんね。そもそも私がやりっぱなしで来ちゃったから
今日中に終わらせないと。また別の日に泊まりに来るよ」

「ぶぅ」
「神楽ちゃん我儘言わないの」

「っせーな思春期メガネ。Aと家同じだからって余裕ぶっこきやがって
Aの風呂覗くなヨ」

「覗かんわ！！あらぬ誤解を生むからやめてくんない？！」

「時にツッコミは必死なほど疑念を深めるんだよ新八くん」

「Aさんも僕いじるの味しめないで！」

「ギャーギャーうるせーよお前ら。A気ィつけてな〜」


万事屋はいつきても本当に賑やかだ。
遊びに来るたびに元気が貰える。これだからやめられないんだよ。

私は改めて三人に挨拶をして、その場を辞した。


日は既に暮れ、
月明りに照らされた仄暗い道はどこまでもまっすぐ伸びている。

この辺は人通りが随分少ない。


思ったより長居してしまった。
どうせ遅くなるんだし
急いだって同じか。



コツ、コツ、コツ
コツ、コツ、コツ


私の足音以外に、もう一つ足音がする。




「…セクハラの次はストーカーですか？銀さん」

「別に？ジャンプ買いにきただけだし」



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