【銀魂】江戸に住んでもろくなことない。

11.　煩悩 ※ ページ11

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「こんなこと教えたら、私怖いんですから！」


Aが騒いでいる。

でもそれは、あながち的確。


ちょっと教えてやろうなんざ恰好つけて
大人の銀さん出してみたはいいものの

かえってきたAの反応が、
ピンポイントに俺の本能を刺激する。


なんとか耐えたはいいものの、
正直やばかった。


触れた太腿の感触。

柔らかくて、艶やかで、いじらしく俺の手に吸い付いてくる肌触り。


顔を埋めた首元。

Aの甘い匂いが鼻腔全体に広がる。

俺の舌にあわせて
ぴくん、ぴくっと肩が跳ねて、零れた鈴のような声。
いちいち発する言葉が可愛くて…

あー…やべえ。


「ギャーギャー騒ぐなコノヤロー
これから気を付けるこったな」


…気を付けなきゃなんねェのは、俺もだな。




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「…銀さん」


伸びてきた手が俺の顔を振り向かせる。

とろんとした大きな瞳が
俺を見据える。


「まだ、欲しいでしょ？」


首筋へ手をまわして、
Aが膝の上に跨る。

指で俺の唇から胸にかけてなぞると、彼女は自らの着物へ手をかけた

徐々にあらわになる華奢な肩。

桜色に色づいた頬を俺へ寄せて囁く。


「もっと、して」




.




.





「いや俺たちはまだ…！」


ガバァッ！

慌てて上半身を起こすと
部屋は真っ暗だ。

何の変哲もない、俺の自室。

時計をみると、午前３時を回ったところだった。


「……うっそぉぉぉぉぉぉぉぉ！！」



勢いよく襖が開く

「うっさいアル。黙って寝るヨロシ」

「…あ、すまｎ(ピシャッ


はぁ…この歳で

なんつー夢みてんだよ俺…。






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