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3話 ページ4

「いってて……なんだ……ここ………」


テレビの中に落ちたと思ったらそこは霧が溢れている異様な空間だった。視界は霧に包まれて遠くなど見ることが出来ない、この霧をどうにかすることが出来ないと動けないだろう




「どーしたの? 」

「!?」




聞いたことがない幼い声がした。
オレは思わずばっと後ろを振り向くと愛斗がいた。



「まな、と?なんでここに……!?」

「へー、この子まなとくんって言うんだね。この姿はお兄さんの記憶から取り出した姿だから僕はまなとくんでは無いよ。ところでお兄さんはなんでここに?ここは現実とは乖離した世界。普通の人間は入れないんだよ」



愛斗の姿をした少年は愛斗では無いといいオレに説明を求める。頭が混乱してきた



「オレもよく分からないんだ。テレビが急に光って触っていたらテレビに手が入って……。」

「ふーん……混乱してるようだしいいよ。でもお兄さんがここで無事にいるためにはお兄さんのペルソナを覚醒させないとね」

「ペルソナ……?」

「そう。ここでは武器かペルソナ能力を使えないと霧が明けたときシャドウに惨殺されてしまう。だからお兄さんのことを助けてあげるの、僕が。ちょうど今は霧明けの時間だ。本当はお兄さんが自力で生み出すこともできるけど……時間が無いみたい。シャドウが襲ってくる」



そういうと少年は青色のでも何も描かれていないカードをオレに渡した

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作者名:ヨル | 作成日時:2021年2月9日 1時

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