1話 ページ2
都会から引っ越してきたオレにとって八十稲羽は辺境の住みなれない町だった。唯一大きなジュネスというデパートがあるくらいであとは商店街しかない、つまらない所だった。
引っ越してきた理由も親が事故で死んで叔母さんの家に厄介になるしかなかったからだ。
もう帰ることは出来ないから諦めしかない環境にはウンザリしていた
ただ、ただ、面白くもなんともない田舎暮らしが過ぎていった
同じ時期に引っ越してきたジュネスの息子、花村陽介と仲良くなれた、といっても住まわしてもらっているのに小遣いを貰う訳にはいかないのでオレがジュネスでアルバイトすることになったからその時に話すようになっただけ、だが。
そしてもう何ヶ月すぎたことか。
何が起こるでもなく学校へ行きテストは平均点以上は取って学校行事をこなしていく。
そんな、つまらない日常
都会での暮らしが懐かしくなる。
そんなことを考えていたオレは今子供の遊びに付き合わされている
「なぁ、兄ちゃん!フェザーマンごっこやろ!!おれがレッドやるから兄ちゃん悪役とブルーどっちがいい?」
「んー……オレがブルーやったら悪役居なくなるだろ。悪役やるよ」
「あ、そうだった!ありがと兄ちゃん!」
やかましく騒ぐ子供は叔母さんの息子の
………嫌ではないが
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作者名:ヨル | 作成日時:2021年2月9日 1時