伝えれないこの気持ち。【桃】 (ページ3)

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「まぁ、私ら誕生日おんなじやし？」

恭「血液型おんなじやし？」

謙「俺も」

「mbtiも一緒やからな」

謙「それも俺もや」

駿「いや聞いてへん」

キーンコーンカーンコーン

「あ、なった。席座らな。」

先「はーい席替えしまーす。」

恭「よっしゃー！！」

「Foooo！」

先「お前らいつの間に？！」

恭「何いってんすか。最初からおりました！」

「7時30分には私らもう学校来てたんで。」

先「大嘘つくな。」

クラスに笑いがおきた。

先「はい。くじ引いてけー」

番号は5。

「よっしゃー！一番左の後ろから2番目や！」

恭「え。お前5？」

「おん」

恭「俺4！」

「え、私の前やん！！」

謙「待って？俺11！Aのとなり！！」

「え。やば神。」

駿「みんなどこなん？」

「私5で恭平4で謙杜が11！」

駿「え、がち？俺6」

謙「みんなちっか！」

恭「今回の席神っとるわ」

そんな話をしていると、

千「え、もしかして道枝くん6？？」

駿「おん！そやで」

声が急に優しくなる。やめてほしいほんま。

千「私12！道枝くんの隣！」

は？

駿「え、ほんま？めっちゃ嬉しい！」

さっきと喜びようがちゃう。やっぱ私には敵わんのかな。

顔小顔で可愛くてスタイル抜群。そんで1軍女子。そりゃ好きになるやんな。

「恭平、謙杜。」

「「なに」」

「あんたらも中崎さんのこと好きなんやろ」

謙「え？ｗ」

恭「あ、まじ？ｗ」

「え？」

謙「いやないない。あの子みっちーに色目使ってるやん。」

恭「みっちーと他の男子への接し方ちゃうし」

そーなん？感じたこともないんやけども。

「顔可愛いやん」

謙「あー、他の女子よりはかわええな。でもAには敵わん」

恭「ほんま。俺らからしたらAのほうが何倍もかわええで」

なんそれ。嬉しいけど恥ずかしい。

謙「あー！顔真っ赤！」

恭「りんごやん！かんわい！！」

「うるさい！」

駿「なにがあったん？こんな真っ赤になって」

ニヤニヤしながら駿佑が顔を覗き込んでくる。

「見なくてええから！！」

謙「俺と恭平が「可愛い」って言ったらこうなってん」

さっきまでニコニコやった駿佑が真顔になって

駿「ふーん。あっそ。」

なんかそっけなくなった。

そんでまた千歳ちゃんのとこに戻っていった。

行かんでよ。もっと私と話してや。

少し寂しいし、悔しい気持ちになった。