〖文スト〗魔人にストーカーされてるんだが

эпизод　side Ａ─１２ ページ15

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『どうしよう、早く着いてしまった』



あの後結局現地集合になった私たちであるが、待ち合わせの二時間前に来てしまった。からくりピ○ロ？知らないなぁ！！！




『どうしよっかな。そこら辺のカフェにでも居よっかな』




独り言が多い？うるせぇ見やすさ重視にしたらこうなったんだよ！！！！

カフェに行こうかと云いながら鞄の中から本を出して読み始めた私はきっと心変わりしやすいタイプなんだろう。いやセルフタイプ診断するなよ。



「なぁ！一人？」



うっわぁ知らない人に話しかけられたぁ！！(白目)私これでも人見知りなんだけどなぁ！え？カフェバイト期間あんなだったじゃんって？あれは仕事だからだよ！！！仕事とプライベートはこれでも分けられる人間なんだよ！！！



「おーい？なぁなぁ！」



やめて！ただえさえ此れからすり減るであろう私のメンタルを削っていくのはやめて！！！死にそう！！！

あと純粋に邪魔！！うるさい！！読書の時間は静かにって小学生の頃習わなかった！？！？




「チッ、おい！聞いてんのかよ！」




お前は情緒不安定か！！！！テンションの起伏激しいなおい！！！


尚、心の中はこんなにも煩いが外面は普通に静かに本を読んでるお姉さんである。あれ？これキレられてるの自業自得じゃね？まじで？いや、でも先に絡んできたのあっちだしな。

そんなこんな考えていると、「おい！！」と手を思いっきり捕まれ、本が地面に落ちる。



「下手に出てりゃ…調子乗ってんじゃねぇ！」

『本拾えやクソ野郎』



あっ心の中の声漏れちゃった☆

いや普通にやばいわ！！！流石に一般人投げ飛ばすのもどうかと思うから何もできないんだけど！！国木田さんから盗んだ()技は割とどれも威力が高いからな…。背負投マスターしとけって？？？

私腕の筋肉少ないんだよ！！！基本実動部隊じゃないから！！！

もう私にどうしろと！！！！



「ってめ」



男がそう言って拳を振り上げた瞬間、殺意が湧い…違う。大切なのはそこじゃない。
白い鳩五羽が私と男の間を通っていった。


え？？鳩？？なんで？？




「ハハハーハハ！！君がドス君の言ってた女の子かぁ！！」



またキャラの濃い人出てきちゃったなぁ〜〜〜！？

風体からしてマジシャンっぽい。ということはさっきの鳩マジックの鳩？あとドス君どなた？？




「…なんで来たんですか」



フェージャさん知り合いなの！？え！？もうヤダ何もわからなくなってきた！！

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