百六十八:とっとと潰れろ ページ35
煉獄関に辿り着いた私と童磨は、1度観客席でリングで行われている醜く惨い出来事を見ていた。アレが新たな『鬼童丸』らしい…
童磨「あれ、人間じゃないよね」
『傭兵部族《荼吉尼》、並桁外れた馬鹿力と残忍な戦いをする天人よ』
童磨「へぇ…俺と互角くらいかな? 」
『さぁ?…それにしても、ほぼ絶滅したと思ってた天人を遊びのためのコマにできるなんてね…流石この国の寄生虫』
天導衆の特等席である場所を見上げる。
そこには目の前の惨状を楽しんでいるがごとく高みの見物をしている天導衆と、この煉獄関のオーナーの姿があった。
ムカつく…もうすぐここ潰してやるから覚悟しとけよ。
まぁ、遊び場潰れたぐらいではどうってことないんだろうけど。
再び視線を中央に戻した時には、観客席が沸いていた。そこ元凶は…もう分かりきっている。
童磨「あれー、鬼童丸だー」
『まぁ、正確に言えば違うけど…そろそろ行くわよ、蛆虫退治に』
観客席から移動するべく人ごみをかき分けていく。大物の荼吉尼は鬼童丸に譲ってやるとしよう、こちらは雑魚掃除をしなければならない。
つまりはここを取り仕切っている下っ端どもの数を減らしておこうと思ったわけ。
確かここらへんにたむろしてる場所があったような…
下っ端「あァ?テメェら!!どっから入ってきたがった!?」
『あら、ここね…悪いけど、おねんねしてて頂戴…童磨!』
童磨「『血鬼術 粉凍り』」
下っ端「!?!?」
下っ端「テメ、何しやが、た」
童磨「あはは、肺胞を壊死させただけじゃないかぁ〜」
『普通なら、これで動けないのよね』
下っ端程度なら、これで動きを止めておくぐらいで充分だろう。
下っ端「何なんだよ、何なんだよお前ら!!!」
『しがない通りすがりの… “仕置人” と言ったところかしら?』
下っ端「仕置人、だァ?!こんな事してタダで済むと思うなよ!!!!」
童磨「どうする?息の根止める?」
『人の命を弄ぶような奴ら、放っておきなさい。地面に這いつくばって苦しむのがお似合いよ』
童磨「怖いなぁ〜」
全員潰してもいいのだが、それでは怪しまれるような気もするし少しは残しといた方がいいだろうと考え、再び煉獄関内に足を進める。
童磨「それにしても良かったの?俺たちが鬼だってバレない?」
『今回は特別よ、“私が何者なのか分かれば” 怪しまれないわよ』
百六十九:全然息あってねぇじゃん!!!→←百六十七:譲れないものも中にはある
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!兄貴と夢主が出会うのはいつになるかな…?お楽しみにー! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
阿呆代表の神(プロフ) - 星海坊主篇かー!しかも兄貴登場…っ!! これは更進が待ち遠しいぜっ!! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 10eaece567 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - シリアスクラッシャー戒さん» 読んでいただきありがとうございます!えッ、マジですか!!!これからも頑張ります!ありがとうございました! (2020年4月5日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
シリアスクラッシャー戒(プロフ) - 読ませていただきました!はい、滅茶苦茶面白いです!正直私程度の作者は貴方様の作品が素晴らしいのでアドバイスは…思いつきません!!更新、頑張ってください!! (2020年4月5日 22時) (レス) id: dea2534335 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!おまかせを! (2020年4月4日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
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