百五十二:よし出かける……店??客が入ってないんだから仕方ないだろ ページ17
『……ちょっと早いけど、外食でもしようかなぁ』
思い立ったが吉日というらしいので思いついたと同時に、立ち上がって休憩中の札を取りに控え室である奥の部屋に行く。
ついでに買い物でもしようか、と思って財布も持って店内に戻る。
『ほら、2人も出かけるよ』
妓夫太郎「店番はいいのかあああ?」
『そんなもんさせたことないわよ、1回閉めるの』
堕姫「出かけるって……どこに」
『決めてなーい』
堕姫「無計画……」
『いいのよ、いきあたりばったりの方がいいじゃない。ほら行くよ』
堕姫「はぁ……可愛くない女」
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『お昼何か食べたいものある?』
堕姫「綺麗なにんげ」
『すみません私の聞き方が悪かったです』
堕姫「まだ最後まで言ってないじゃないの!」
いや、もうそこまで言われたら分かるよ。
逆にわからないやつ居るか?居ないだろ。
妓夫太郎「それにしても驚きだよなぁああ…俺達鬼がまた人間の食い物食べられるようになるなんてよ」
『それはそれでよかったんじゃないの?あと外であんま鬼とか言わないで』
妓夫太郎「まぁなああ…バレたらまずいかああ?」
『まずい、バチくそまずい』
この世界じゃ鬼なんて聞いたこともないような前代未聞の新種族。しかも童磨の結構前の言動を聞く限りじゃ、特殊能力的なものも持っているのだ。世間に晒されたら、どうなることか。
『最悪解体されるか売り飛ばされるか研究対象よ』
妓夫太郎「生々しいこと言うなよ…」
堕姫「この世界って死ぬだけじゃ済まないとか…」
『あくまでも可能性よ……まぁ気をつけろってことよ』
何だかちょっと青ざめたように見える2人に思わず苦笑い。
さて、ホントにお昼どうしようかな。
2人はこっちに来たばかりだから適当に決めようか…と悩んでいれば、前の方から「あれ、姐さんじゃないですか」と聞き覚えのある声が。
いつぞやのヤクザ、嵐山龍郎である。
嵐山「お出かけですかィ?」
『お昼ご飯食べに行くのよ…』
堕姫「ちょっと、誰よコイツ」
突然現れた嵐山に訝しげな目を向ける堕姫と、派手な髪色にじっと相手の髪を見ている妓夫太郎。そして目の前の堕姫に目を見開いて拍子ぬけみたいな顔になっている嵐山。
堕姫と妓夫太郎はともかく、嵐山お前のその反応は何だ。
一目惚れとか洒落にならないから。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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- 全体運: ★★★☆☆
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西 - この方角に福があるはずです
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荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!兄貴と夢主が出会うのはいつになるかな…?お楽しみにー! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
阿呆代表の神(プロフ) - 星海坊主篇かー!しかも兄貴登場…っ!! これは更進が待ち遠しいぜっ!! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 10eaece567 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - シリアスクラッシャー戒さん» 読んでいただきありがとうございます!えッ、マジですか!!!これからも頑張ります!ありがとうございました! (2020年4月5日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
シリアスクラッシャー戒(プロフ) - 読ませていただきました!はい、滅茶苦茶面白いです!正直私程度の作者は貴方様の作品が素晴らしいのでアドバイスは…思いつきません!!更新、頑張ってください!! (2020年4月5日 22時) (レス) id: dea2534335 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!おまかせを! (2020年4月4日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
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