侍の国で鬼達と暮らします(二)【鬼滅の刃】【銀魂】

百三十五：ヤクザのお兄さん ページ48

嵐山「いやー、助かりましたわ〜〜御二方にゃ莉を言っても言い切れねぇっすわ…あのままだったら体後全部なくなってたなぁ俺」


『そ、そう……良かったわね……』



休憩室で目を覚ましたヤクザのお兄さん……『嵐山龍郎(たつろう)』は気の抜けた感じで出前で頼んだカツ丼を腹の中にかきこんでいた。


青緑色の紙に茶色い目で優男風な顔立ち…やや浮世離れしているようにも見えるけど……本当にヤクザなのかな？


そして無惨がめっちゃ何かを言いたげなめでこちらを見てくる、新聞と交互に!!!


仕方ないじゃん、腹に風穴開けて倒れそうな奴を気になるだろ！放っておけるわけがないないじゃん！


ましてやヤクザだぞ!?彼処で捨ててたら息の根止められてたかもよ???



無惨「まぁ、運んだ私と手当したそいつに感謝するんだな」


嵐山「勿論！この御恩は必ずや返させてもらいますぜ」


『いや、そういうの重いから要らない』←

嵐山「何で!?じゃあどうするんです!?俺何すんのどうすんの!!!」←


無惨「煩い黙れ、そのくらい自分で考えろ」

嵐山「了解っす！」



なんだか話がどんどん面倒な方向に進んでいるような気がするんだけど…


「ご馳走さんでした！」と屈託のない笑顔で、お皿を返してくる嵐山には本当にこいつヤクザじゃなくてホストではないのかと疑うってしまう。



嵐山「いやぁ……それにしても筋者って言われても尚俺を手当するなんて……お二人は変わってますね〜」


『野垂れ死にされてもあとで騒動になりそうで困る』

無惨「別に私は放っておいてもいいと思ってた」


嵐山「お二人さん見事に意見が違う……」


無惨&A「『違くて結構』」


嵐山「まぁ、喧嘩するほど仲がいいって言いますしね」

無惨&A「『仲良くない』」


嵐山「息ピッタリじゃん」

無惨&A「『ピッタリじゃない』」

百三十六：なんかもうややこしいから寝るわ→←百三十四：メンチ切るなら野菜を切っとけ

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