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「アニョハセヨ〜^^」
『アニョハセヨ…?』
「あの…入ってきた時からAさんのことすごく気になってて…よかったら話しませんか?」
『ぜ…ぜひぜひ…!』
少し耳を赤くしながら笑う彼
さっきまでハオヒョンが座っていた席にちょこんと座る
「僕カナダ出身のソクマシューって言います^^」
『僕は日本人のAです。よろしくお願いします』
「よろしくお願いします!」
握手を交わし目を見ると、可愛らしい目がきゅっと閉じられた
「きようぉ…………」
『………へ?』
「お………声に出てた?」
『……がっつり?』
「へへごめんね、僕の好きなヒョンに少し似てて、なんとなく親近感が沸いてたんだけど……近くで見たらすごく可愛らしい顔だったから」
あまりにも直球で言われ、思わず顔が赤くなった
『あ……ありがとうございます』
「僕02なんだけど、Aはいくつ?」
『04です』
「じゃあ僕のがヒョンだね^^
何かあったら僕が助けてあげるから、なんでも相談して!」
僕よりも少しだけ童顔に見えるマシューさんがふんふん!と意気揚々に話す姿に可愛いと思ってしまった
「な、なんで笑うの?」
『あっごめんなさい!マシューさんが可愛くてつい………』
「もー僕ヒョンだよ?可愛いじゃないよ〜……」
ひん……と少し拗ねるマシューさんがより一層可愛さが増してまた笑ってしまう
お互いがお互いを褒める少しだけ照れくさい雰囲気が流れた
「僕のことマシューでいいよ!敬語もなし!」
『マシューヒョン?』
「マシュー!」
『あ……アニアニ…ヒョンつけないと』
「僕の国ではそう言う文化ないもん!マシュー!」
『マ…マシュー…?』
「へへ、A^^」
時間が許す限りマシューと話していると、マシューの持つ愛らしい雰囲気と、人を和ませる力のせいか、僕の人見知りもあまり発揮されずすぐに打ち解けることができた
次のグループの準備が終わったのか番組スタッフから席につくよう指示が飛ぶ頃にはすっかり笑顔で話し込んでいた
「お…もう行かなきゃ」
『話に来てくれてありがとうマシュー』
「ううん!僕も話せて楽しかった!あとで噂のヒョンも連れてくる!またたくさん話そうねA」
『うん待ってる!僕もマシューと話し足りないからまた会いに来て?』
「うぅっ………Aノムノムきようぉ………」
『もう…』
「名残惜しいけど席に戻るね!またね^^」
『またね』
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作者名:えのもと | 作成日時:2023年3月19日 14時