夜空の星になれたなら【男主】 (ページ39)

今日:26 hit、昨日:40 hit、合計:206,781 hit

7-3 ページ39

『そろそろ戻ろうかな』
「戻る？」
『うん、今日は早めに寝ようと思ってて』
「いつも早寝らしいねAㅎㅎㅎ」
『うーん、最近は練習で寝る時間遅くなってるんですけど、周りからしたら早いみたいですㅎㅎㅎ』
「Gの方まで送ろうか？」
『ヒョンも疲れてるだろうし大丈夫だよ』
「僕がもう少し話したいだけ^ ^
ほら行こ！」
『ふふ、はいヒョン』

もう瞼の重そうなAの手を引き扉の方へと向かう
その間隣でにこにこと笑い手を振るAの先にはテレとハンビンの姿。自称人見知りのこの子はいつの間にこんなに友達が増えたんだ…？ㅎㅎㅎ

練習室のドアを出ると遠くから大きな声が響き渡った

「あーーーーー！！ハンビニヒョンとAだ！」
「ジュンヒョナㅎㅎㅎ」
『ジュンヒョナ〜』
「ヤーーーー！Aなんでこっちいるんだよ〜！！」

そう大声を上げながら僕達の方へと走ってくるジュンヒョン
相変わらずの声の大きさに廊下にいた人が耳を押さえている
そういえば、前にAとの会話の中で、急にAの元に押しかけてきたジュンヒョナに萌え萌えキュン？をやらされたって聞いた気がしたけど、あれ以降2人は仲良くなれたのかな？ㅎㅎㅎ

「なにしてたの！！」
『ヒョンに韓国語教わってたの』
「韓国語？A上手じゃん、必要なくない？」
『うーん、やっぱり歌うならちゃんとしたくて』
「本当真面目だねA〜」
『そうかな？ジュンヒョナは何してたの〜』
「俺は今からシャワー浴びに行くとこ！
Aがこっち来てるならもっと早く帰ってくればよかった〜……」
『ごめんね、僕も今から向こうに帰るところ』
「ちぇ……あ！そうだ！俺も韓国語いつでも教えるから今度は俺に会いにきてよ！」

悪気のないジュンヒョンの言葉
………ちょっとだけ、胸がチクリ

『ジュンヒョナが？』
「うん！俺が宇宙一可愛く教えるよ♡♡」
『可愛く？ㅎㅎㅎ』

唇を突き出し愛嬌をするジュンヒョン
…でもたしかに歳の同じジュンヒョナに教えてもらった方が、Aも気楽に質問できるし、同じオールスターで分かり合える部分も多いかもしれない
それにジュンヒョナは歌も上手いからAとも馬がよく合うと思う
Aの自由だ。僕に何かを縛る権利はない

心の中で納得しようと自分に言い聞かせるけど

…………うん、
でもやっぱり寂しい

・