my prince . your princess

▽ ページ43

.









『 なんなんだようるせぇなお前らは 』




「 ねぇ亜嵐くん！隼どうにかしてよ！ 」




『 Aもそんなに自分のもん取られんの嫌なら名前書いとけっつったろ 』




『 そーだそーだ！ 』




『 隼も。誰のか分かんねぇもん勝手に全部食うなって何回言えば分かんだよアホ。』




「 そーだそーだ！！ 」




『 やかましいわ！！ 』









龍友くんに捕まったAと俺に捕まってる隼。その間にヘッドホンを首にかけてるリーダー。



…仮眠前の亜嵐くん……これ以上怒らせられない。









『 ほら、A。もう名前書いとけ今すぐに。隼も早く謝れ。そして静かにしろ。』




「 わ！おかえりポッキー！マッキーマッキー…玲於〜マッキーはぁ？ 」




『 …ごめんなさい 』




『 よし。おやすみ。次騒いだら引っ張り出せ。』




「 おやすみ亜嵐くん！ありがと！」









流石リーダー。一息に解決するとすぐソファに沈む。





てか喧嘩のタネってポッキーだったの？二十歳にもなって大人気なさすぎない？

隼は本番前にポッキーひと箱も食っていいの？お腹壊しても俺知らないよ？さっきクッキーも食ってたよね？

なんで亜嵐くんはポッキーだって分かったの？どこからポッキー出したの？テレパシー？ハンドパワー？









「 飲み物いる人〜？ 」




『 俺コーラ 』




『 りんご〜 』




「…涼太くんは？ 隼コーラでしょ？ 」




『 あ、じゃあミルクティーで〜 』









ほーい、と楽屋を出る機嫌のいいA。



パタンと扉が閉まったのを確認すると隼を見る。









『 そんな落ち込むならちゃんと確認すればいいじゃん笑 』




『 …俺ってちゃんと彼氏？ 』









最近の小森くん、元気なさげです。

▽→←最年少の悩み 〈 hayato.k 〉

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す