my prince . your princess

お見通し 〈 alan.s 〉 ページ41

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『 ねぇ 』





「 あ、ちょ、！？ 」





『 やっぱりさ、ちょっと太ったよね 』





「 ほら、あのぉ、お正月太り、ってやーつ？ 」









あははーと絵に書いたような苦笑いから一転、キッ、と真顔になったAは俺の顔を３秒見つめた。









「 亜嵐の筋トレ手伝うね。」






『 じゃあ、はい、腹筋50回 』





「 いやスパルタすぎでしょ 」









お腹の肉を真顔でつまむとブツブツ文句言いながらも腹筋を始める。








『 じゅーいーち、じゅーにー 』




「 まだ…！ そんなっ！？ 」




『 はーいファイトー、じゅーうごー』




「 はうぅぅぅ！！！

ちょ！タンマ！！無理！！ 」









いきなりタンマかけたかと思えば、ジャ！っとパーカーのジッパーを下ろしてTシャツ１枚で袖を肩まで捲り上げるA。



お、ちょっと二の腕も危なくねぇか？









『 じゅーうろーく、じゅーななー 』








うぅ、うぅ、と唸りながら腹筋してるAの鎖骨辺りは
冬なのにうっすら汗をかいてて。



パーカー脱いだことによってこれまた絶妙なチラリズム。








『 にじゅーにー 』





「 …おい変態。」





『 え？』




「 いや、22じゃないでしょ。18でしょ 」








冷ややかな目線と冷めた声。あぁ寒い、こんなに寒かったっけ。





ピピピ









「 え！なに！？いじめ！？ 」





『 あ、じゃあTシャツも脱ぐ？ いいよ脱がせてあげる 』




「 …お風呂入る 」




『 俺も！ 』




「 うるさい来んな変態！！ 」




『 変態じゃないでしょ俺彼氏でしょ 』




「 彼女の服の中覗き込む変態さん、でしょ？ 」









ありゃ、お見通し？




てかあと33回あるよ？あと33回中覗けるんじゃないの？ねぇ？








oh...生殺し...









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リクエスト頂きました〜！



亜嵐くんのお話！





生殺しって相当きついと思うんですよねきっと。

男じゃないんで分かんないですけど、きっと辛い。









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