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お腹が空いてるのか
ジュンミョンはハンバーガーを2個
ポテトとナゲットまで食べてる
私はそれ見てるだけでお腹いっぱいにならないでもない
まぁ食べるけど
「ねぇ、ケチャップついてるよ」
「どこ？」
「左の口の端」
ペロッてするんだけどあとちょっとで届いてない
横着しないでティッシュ使えば？
って差し出してあげたら手を出すんじゃなくて顔を突き出してきた
「な、なに」
「拭いて」
子供じゃあるまいし自分でやってよ
「はやく」
ティッシュを受け取る気がないらしい
目の前に放り投げたのに
「……わかったよ」
渋々拭いてあげたけど、手が震える
「サンキュー」
ジュンミョンは何事もなかったようにまたハンバーガーを食べ始めた
静まれ私の心臓
悟られまいとコーラをズズッと吸い込むと
変なとこ入ってむせた
「大丈夫か？」
「だ…大丈夫…」
私はこんなに動揺してるのに
ジュンミョンはいつも通りで
私と同じ感情を抱いてるわけないんだから当たり前だけど
涼しい顔してモグモグしてるのが何だか癪にさわる
何事もないように振舞いたいのに
"好き'って気持ちがそれを邪魔する
「私、先に帰る」
イスがガタンと揺れた
ジュンミョンが後ろから「まだハンバーガー残ってるぞ！」って叫んでるけど気にしてる余裕なんて持ち合わせていない
もう、平気なフリして顔を合わせることができなくて
ふざけあったりも、私にはできない
帰ったら勉強しなきゃ
受験生なんだから
真っ直ぐ前だけ見て夢中になって歩いた
周りの景色なんて何も目に映らないくらいに
「はぁ…ただいま…」
何だかどっと疲れが…
勉強道具を広げて机に向かったけど
消しゴムがジュンミョンを思い出させて気が散る
シャーペンに付いてる消しゴムで頑張ろう…
極力考えないように集中してるのに
ダメだ、頭の中がジュンミョンでいっぱい
私ってそんなにジュンミョン好きだったんだ
改めて思うと、自分でもわかるくらいに顔が熱くなる
「はぁ…もうやだ…」
切り替えなきゃ
洗面所で顔でも洗ってこよう、って思って下に降りたら
ピンポーンってインターフォンが鳴った
誰だろ？ママがネットで買い物でもしたのかな？
「はー…ぃ」
ゲッ
「お邪魔します」
頭の中から追いやりたかった人物登場
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いえろう(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きとっても気になります！楽しみに待ってます！！ (2015年12月13日 12時) (
レス) id: 543503f3fa (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - スホペンなんでこのお話とっても好きです！更新まってます！ (2015年10月1日 23時) (レス) id: 605b8dc09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫
| 作成日時：2015年7月10日 19時
