男の子は苦手です。【桃】 (ページ48)

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ぱちっと目を覚ますと、真っ白な天井と、医薬品の独特の香りと、静かに時計の針の音だけが部屋に響いている。

すぐに自分が保健室にいることが分かった。

... また私倒れたのか、

保健室をぐるっと見渡しても濵ちゃん先生は居ない。

もう少しだけ寝ようかなと、ベットへ横になった時、保健室のドアががらっと開いた。

『 ... 大毅、』

赤「もう気分悪ない？」

『なんとか。ここまで運んでくれて、ありがとう。』

赤「俺は、ずっと、ずっとお前の味方や。」

私の目をじっと見つめて、手を握って、強くそう言ってくれた。

『ん、ありがとう。大毅がね、傍居てくれたら安心出来るや。』

もう

小瀧くんのことは、
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忘れよう。