灰谷蘭推しの三途の嫁【東リべ】

はーち ページ9

「蘭ちゃんだいぶ酔ってんでしょ」

「んー、酔ってないよ」




蘭ちゃんはそのキラッキラした顔を私に向けながら答えた。
まじで顔面で人殺せるわ




「ねぇ、蘭ちゃん彼女いる？」

「あー、いないんじゃない？」




グラスを口に運びながら答える蘭ちゃん。

見た目、女遊び激しそうだしな〜。まぁそこも萌えるんですけどね！？？



「疑問形やめろー」

「いたらどうすんの」




いたらどうするかって？
決まっておるじゃないか。あたしは同担拒否のタイプではない。

つまり！そこから得られる解は、、


「一生推し続ける」

「あはは、やっぱ透ちゃん面白いね」




そう言ってまたわらった

やっばカッコよすぎる
えっちだよこれもう。歩く18 禁じゃん




「結婚しよ」

「いいよ〜♡」





え？結婚できんの？？

待って、、今気づいたんだけど携帯すっごい振動してんだけど。



チラッと携帯を見ると未読メールが100件ちょいと不在着信が30件ちょい。


これ絶対春ちゃんだなぁ

帰らないとまずいかも



「どーしたの？」

「あー、ちょっと同居人(？)が荒ぶってるみたいで帰んなきゃなんないみたい」



「男？」

「うん男」



「ふーん」


少しだけテンションが下がった気がした。
目をふせるのもかっこいい


「ごめんね蘭ちゃん、1時間ちょいしかたってないのに」



「べつにいーよ」



「お金払うわ。」

「俺が払うって」


「やだ、あたしが払う」

だって考えてみなよ！
推しが！あたしの金で買ったものを体に入れてるんですよ？？？


「俺が払うってば」

「じゃあ次!!次払ってくんない？」



「……それなら」




納得してくれたみたい。少し不服そうな顔をしてるけどめちゃかわいいかわいいかわいい



「じゃ、蘭ちゃんまた今度」

「んー、バイバイ♡」






やっば、春ちゃん怒ってるかな。と考えながら店を出た。そのままタクシーを捕まえて家に帰る。



またお仕置コースかなぁ、明日梵天のアジト行かなきゃなんないのに






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彼氏いた、彼氏いたんだけど。

まじで意味わからん


まぁいいや。取ればいい話だしさ。
顔もスタイルも収入もそこらそんじょの野郎どもには負けてない。


欲しいものが手に入らないことなんてなかった。


1人残されたカウンターでグラスを傾ける





「時間の問題かー♡」

きゅーう→←なーな

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