灰谷蘭推しの三途の嫁【東リべ】

さーん ページ4

「あっこれ、連絡先〜♡」

「マジで？いいの？」




突如帰り際に渡された連絡先に興奮しながら番号を登録した。


もちろん仕事用に。





「じゃあばいばーい♡」

「はいばーい」





そう言って私と蘭ちゃんの甘いひとときは終わりを告げた。



外に出ると高そうな車が1台止まっている




「おい、Aーこっちだ」




そこから手招きしていたのはマイダーリンの春ちゃん。




私はさっさかと車に乗り込んで蘭ちゃんの話をした。





「ちょ、春ちゃん聞いて、まじ運命感じたわ」

「は？」





春ちゃん、急に不機嫌そうになったな
薬切れてんのかな、、いや、私の前ではしないって言ってたしな




不機嫌ながらもエンジンをかけてアクセルをふむ春ちゃん




「なんで不機嫌？」

「てめぇ、舐めてんのか？」






やっぱ怒ってる
ちょ、なんで？？？





「運命感じたってなんだよ」




春ちゃんが少し顔を背けながら聞いてきた。
かわいい





「いやぁね、飲んでたらさぁ横に座ってる人の顔の造形が良さすぎて、まじ一目惚れしたんよ、」




「……は？」






あっらやっべ、言葉が足りなかった
だいぶお怒りの春ちゃん
瞳孔かっぴらきながら前の車を見てるいる





「推しとしてだよ、愛してんのは春ちゃんだけ」





そう言って私は運転席に座っている春ちゃんの頬に軽くキスを落とした




春ちゃんはしばらく黙ったあと




「……今日はキメてからの仕置きだな。」


「……は？」








グッバイ、私の腰。

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