解読して240秒経過 白黒無常 ページ6
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白無常は安心したかのように息を吐き出し薄く笑みを浮かべる白無常は本当に心の底から言ってるようだった
白無常はそれからというとにこにこと私が解読終わるのを待っていた、何度も調節を失敗したがやはり白無常はただにこにことほほ笑んでいるだけ、黒無常のような圧力を感じないので幾分か調節がしやすい。せっせと調節を成功させあと少しというところで白無常が傘を大きく振り上げ暗号機に叩きつけた、あともう少しだったはずの暗号機は半分に戻される。
「Aさん申し訳ないですがもう少しだけ私と一緒にいる時間を下さい、貴女とこうして二人っきりになれることはそうないことですから」
優しい声で言い放つがこちらには恐怖しかない、また手を動かし解読を進める進めるしかなかった、白無常はまたしてもこちらをずっとみてにこにこ微笑んでいるだけ。
タイピングのカチカチという音と暗号機が揺れる大きな音が教会に響く。
また解読が進みあと少しというところまできたが先程と同じように戻されるのではないか?ということが浮かび恐る恐る白無常をみれば、私が考えてることをお見通しのように
「今回は邪魔はしませんので安心して解読を進めてください」
本当に何もしないのか解読を最後まで進めることができ通電を知らせる音がけたたましく鳴り響いた、二人並んで教会のカーペットを歩きゲートに進みゲートを開ける作業に取り掛かる、ここでも白無常はにこにこしているだけ。
重い音を立てながらゲートが開くと、白無常が私の前を進みゲート内に入るので私はその後ろをついていき、気になっていたことを聞くことにした
「あの・・なんで私だけ逃がしてくれるの」
白無常は悩むことなく言葉を返してくれた
「とても簡単なことですよ、好きだからです。好きだから貴女とふたりっきりになりたかった、好きだから少しでも一緒に長くいたかった・・・最後の教会はAさん貴女とそういう誓いをしたかったからですよ」
もちろん范無咎も同じ気持ちです。と最後にいい白無常は満足そうににこにこと笑う
こちらは一気に恥ずかしくなったのになんだこの差は、余裕そうな顔が少し腹が立つが白無常に顔赤いですよといわれたため私はその顔を隠すように背を向けて走り出して、後ろからふふっと笑う声が聞こえたが振り返らずに行く。
一人ゲートから帰ってきた私を待っていたのは、みんなの圧倒的強者をみるような目だった
解読とチェイスで115秒経過 リッパー→←隠れて15秒 そして 白黒無常
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ミック(プロフ) - みこさん» 遅くなり本当申し訳ありません…本来ならばここまで遅らせるつもりなかったのですが初めてのリクエストと初キャラ及び日常のごたごたが…言い訳はここまでさせていただきます。初めてのリクエスト及びこの日までお待ちくださってありがとうございました。感謝いたします (2020年11月25日 0時) (レス) id: 2f0a56c5f0 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - あわわ?!冒険家のお話書いてくださってありがとうございます!めちゃくちゃ好きです!!!あの優しい感じかたまらん…!!!!ありがとうございましたヾ(●´∇`●)ノ (2020年11月24日 21時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
ミック(プロフ) - みこさん» 返信遅くなり申し訳ございません。ハスター様は崇拝対象ですね、わかります。この短編集での初めてのリクエストをお聞き出来てとても嬉しいです、ありがとうございます。終わり方がリクエストどうりになるかは謎ですが冒険家頑張って書かせていただきますね。 (2020年9月1日 19時) (レス) id: 2f0a56c5f0 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - ハスター様はいつでも素敵。もし、リクエスト大丈夫でしたら失礼します…!冒険家で両方想いでお願いします!シチュは夢主が夜悪夢で眠れなくなってカートさんのお話を聞気に行く!というのをお願いしたいです。お暇なときで大丈夫ですのでよろしくお願いします…! (2020年8月29日 2時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
ミック(プロフ) - 月光ガールさん» コメントありがとうございます、ジョゼフの小さな弱みを握って放す気はないことに対しての謝罪で笑顔にできたことをうれしく思います。これからも笑顔になれるようなものを作っていきたいと思います、コメント本当にありがとうございました。 (2019年7月30日 17時) (レス) id: 2f0a56c5f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミック | 作成日時:2019年5月18日 0時