君を待っていた【第五人格】

観察して７分後　魔トカゲ ページ29

いつもとは違うキラキラとした鉱石の衣装、衣装といえどキラキラした鉱石は飾りではなく本物であり魔トカゲのルキノの背から実際に生えているのだ、衣装で背から鉱石が生えるなんてどんな原理かと思うがトカゲ男がいる時点でなんでもありなので深く考えるのはやめて、彼の背から生えてる鉱石に手を伸ばす。

何故私がハンターであるルキノの背中に触れているかというと、前の湯たんぽのお礼というか借りというか…まぁそんな感じ、こちらが勝てる状況は素直に嬉しいので湯たんぽになってよかったと今更しみじみ思うが、最後らへん呪いと信号銃受けてたのによく優しくしてくれるなと関心を抱いてしまった。

全体的に青いのに先端あたりは金色に光っているが金ではない、不思議な鉱石だ探鉱者に聞けばどんな鉱石かわかっただろうが生憎今回のゲームにはいないので、自分で考えるしかないのだが鉱石については私は詳しくはない言えばすっからかんである。うわぁ奇麗だなぁと思うしか道がない

ぺたぺたと触っているとこちらの方をいつの間にかこちらを向いていたルキノの目と合う、彼の目もキラキラと宝石のようで綺麗だ。

「そんなにこの鉱石がおもしれぇか？」

「うん、見たことがないから面白いよ…あとは、とても綺麗な色合いで凄い心惹かれる」

嘘をつく理由がないので真実を並べる、未知なものは無条件で面白いしこれほど綺麗な鉱石はないだろうし、彼の尻尾が微妙に左右に揺れご機嫌そうな、そうかっという言葉も聞こえたので嬉しがってるのがすぐに察せた。またぺたぺた触れば通電を知らせる音が響きそろそろ別れだなと頭で考える

ゴリッ
硬い何かが削れる音、音の方をみると同時に私の方に何かが投げられた、驚きながらもそれを上手にキャッチをすれば手の中に青と金色の鉱石が輝く。

「気に入ったなら持ってけ、どーせすぐに治るからな」

驚いてルキノをみれば歪に欠けている部分があるのでそこの部分のものなのだろう、欠けてもなお輝き光を放ち目を引き付ける、これ貰えるのは普通に嬉しいな

「ありがと、こんなに綺麗なの貰えるなんてとても嬉しいよ」




俺の体から生える輝く鉱石より何倍も輝いてるAの面、貰った鉱石をいろんな角度から眺め色んな表情を浮かべ見ていて飽きがこねぇ。あの鉱石はAの部屋にでも置かれるのだろう、俺の体の一部が部屋に置かれることを考えると自然とにやけが止まらねぇ、もっともっと俺に色んな表情を見せてくれよA？

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