君を待っていた【第五人格】

謝られた1週間後 白黒無常 続編 ページ24

白無常は謝った後に直ぐに投降をした、その時に見た白無常の目は自分を責めては何か怯えるような目であり、それは1週間たった今でも頭にこびりついて落ちることは無いし今もその目を私は見ている。

あれから白黒無常が参加するゲームに私がいれば白黒無常は必ず私を探し当てては、ずっと私の存在をゲームが終わるまで確認をする。今回のゲームも私を見つけては目の前で方膝を地面につけ目線を合わせて今回もまた縋るように言うのだ

「Aはここにいますよね、生きてますよね、いなくなったりしませんよね」

この問いには、います、生きてます、いなくなりませんと返すのが正しい、前に「いなくなったりしませんよね」に対して、ちょっとどうでしょうかね？と返したらいきなり肩をがっちり掴まれてはミシミシと自分の骨が軋む音を自分で聞きながら、ゆっくりと「いなくなったりしませんよね」と問われたので痛みに耐えながら頷くしかなかった。

先程いった言葉を並べれば白無常は一瞬だけ安心したような目になるがそれはほんとに一瞬だけ、またおびえた目に戻っては問いを繰り返す、ゲームには勝てるがこの状況が続くのは良くはないのだろう

「あー白無常ちょっと黒無常に代わって欲しいかな…」

呪詛のように続いていた問いに割って入りそういうと、無言のまま立ち上がり傘を差す。
素直に聞くのだなと変な関心を持っていれば目の前に黒無常が現れる、黒無常は少し疲れたような顔を浮かべては深くため息をついた

「すまないな、謝必安があそこまで過剰に反応するのは昔のことがあるからだ」

昔のことって？と尋ねてもそれ以上は言ってくれはしない、確かにいきなり過去を話せといっても誰も話はしないだろう、話したくないならそれでいい

「どうすれば白無常は安心してゲームできるようになるの」

ハンターが怯えて何もできないゲームが続くのは良くない、今はまだしも何時か罰を白黒無常が受けるとなったら後味が悪いし、黒無常は考えるような素振りをみせては

「今までのようにただひたすら受け答えしてろ、今はお前の言葉だけが謝必安の支えになってるからな」

流石に1ヶ月ほど経てば持ち直すだろうと投げやりな答えを出しては傘を開く、代われとうるさいヤツだと黒無常がそう呟けば目の前に白無常が現れ間を開けることはなく問いが始まったのですぐに言葉を返す

「いなくなったりしませんよ」

私は繰り返す、白無常も繰り返す
同じ問いを同じ答えを唯ひたすら私達は繰り返すのだ

餌付けして7分 占い師→←転んだ３秒後　白黒無常

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