再会03 ページ31
私とした事が、大事なことを忘れてしまっていた。
我々国を出た時に決めたじゃないか。
私には帰る場所、帰らせなきゃいけない人がいるんだ。
兄の威圧に臆さず、一心に見据える。
R「Aにそんな目をされたのなんて、初めてだよ。」
俺には無いモノを持ったんだね。
そう言って笑った兄は、酷く寂しそうな顔をしていた。
R「Aとは戦いたくなかったけど、やるしか無いか。」
そう言うと、ゆっくりと間合いを詰められる。
さて、どうしよう。
兄と同等に戦うのに、今の負傷状態では全く勝ち目が無い。
これはもう、
『…ゾム。血、少し貰っていい？』
誓約とかで悩んでいる暇は無い。
今の兄を止めなければ2人共やられる。
zm「ん、ダラダラ出とるから、好きなだけええで。」
ダメ元で聞いてみたつもりだったため、思った以上に軽い了承に驚く。
ゴクリと喉を鳴らし、血を舐めようと舌を這わせる。
ゾムがボソッと「えっろ。」とか言ってるのを無視して血を吸う。
ドクン
…？！
な、何この感じ……？
少量吸血したなのに、体が一気に軽くなる感覚がする。
頭に血が回り始めた瞬間に、横からの殺気を寸前で躱す。
躱した反発を利用して体をしならせ、回し蹴りを喰らわせる。
攻撃を予測してガードしていた兄ですら、50メートルほど吹っ飛んでいた。
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フラスコ(プロフ) - onigiri710さん» コメントありがとうございます！小説は妄想の具現化なだけなので文才皆無で…。絵はすごく時間かけたので褒めて頂けて嬉しいです\‖(^○^)‖/ハイジャンプ (2020年7月3日 6時) (
レス) id: 3b8f60e517 (このIDを非表示/違反報告)
onigiri710(プロフ) - 小説かけるだけでもすごいのにプラスイラストまで描けるだと‥‥僕の精神がおいやられていくぅぅぅ(本音、神小説に神絵を見させていただきありがとうございます(スライディング土下座)) (2020年7月2日 22時) (レス) id: da17dc294d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラスコ | 作成日時：2019年6月18日 0時
