008 ページ28
後日、俺はフォックスに関してのデータにまた目を通していた。死人になっているということは足がつかない訳で敵にするととても厄介だ。それはあっちも同じだがな。
「ふん、やっぱりやつの部下か」
「死亡ってなってるよ」
「どういうことだ？」
『そのまんまの意味さ』
「これで敵の正体が分かった。もう、したい放題にはさせないぜ！」
このタイミングで丁度ボーンズからフライが来たと報告に来た。みんなそれぞれ上着を羽織って外へ出ると木箱が3つ4つ地面に置かれていた。蓋を取ってみるとハンドガンからマシンガン、ライフルまで色とりどりだ。
「特別注文の品だ。こいつは苦労したんだぜ…特別ルートから手に入れたんだ」
「分かってるさ…特別手当てをあんたの口座に振り込んでやるよ」
心配そうな顔で銃を見つめる英二の肩をポンと叩いた。
「奴らの正体はストリート・キッズでもマフィアでもない。プロの傭兵だ」
その場に居る者が驚きでざわめく。
「しかも特殊部隊…いわば殺人のスペシャリストだ。奴らは俺達をゲリラに見立てて
そこでアッシュはおもむろに着ていた裏地がモコモコの上着を脱いでそいつを俺に突き付けケインにナイフを持ってるかと聞いた。上着を受け取り腕にかける。
「ハハそりゃあ。なんせ哺乳瓶よりナイフを持つ方が先ってぇ街の生まれだからな」
「それからシン……いや…ラオ・イェン。二人ともナイフで俺に突きかかって来てくれ。俺の武器は…」
アッシュは右腕を上げた。
「この右手の５本の指だけだ。さあどこからでもいいぜ。同時でも一人ずつでも…ただし殺すつもりで掛かってきてくれよ」
「…よし、いいんだな」
みんなが見守る中二人はナイフを構えた。ラオが走って斬りかかるがアッシュはそれを後ろによけて交わし、人さし指となか指で勢いよく首のつけ根を叩いた。よくコミックとかで見る首刀に似ている。ラオはそのまま失神した。
ケインも威勢良く向かうが同じく日本指で手を叩かれナイフを離してしまう。それから人さし指のみで胸の丁度心臓辺りを一突きした。
アッシュの勝利だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 122人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうな(プロフ) - 葵さん» わ〜ほんとですか！？嬉しいです！！そうなんですよ〜！色々突っ込んでたら５作品目になってしまいました笑ありがとうございます！頑張りますね！ (2019年1月4日 18時) (
レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 全シリーズ読ませてもらってます！もう5作品目ですね！！いつも楽しみに読んです！これからも応援してます！頑張ってください！ (2019年1月4日 15時) (レス) id: 0416d8cced (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org
作成日時：2018年12月31日 22時
