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「とにかくいきなり襲ってきやがったんだ。みんな逃げようもなかったぜ。あっという間に5人殺られちまった」
後日集まって話を聞いた。床に体操座りしているシンがガキにしか見えなくて気になって仕方がないが一応耳は話をしている奴に注意を向ける。
「どのグループもみんなやられてるぜ。絶対グループ間のゴロマキじゃねぇよ！襲ってきたのは黒ずくめのでっけえ男たちだった」
「人種間の小競り合いでもなさそうだな」
「それに段々エスカレートしてるっていうか…ひでぇんだよ殺し方が。「ファングルス」のビルなんか殺られる前に耳を両方ともぶっちぎられてンだぜ。こんなこたオーサーの時だってなかった」
殺しを楽しんでする奴らに間違いはなさそうだな。仮に軍人だとしてもヘドが出そうだ。
「…正体が分からないねぇんじゃ防ぎようがねえ」
「どうすりゃいいんだよォこれじゃ夜もおちおち寝られねぇ！アッシュ！何とか言ってくれよォ！」
アッシュは暫く黙りこんだ後電話をと言って固定電話でどこかへ電話をかけた。
「ハロー？“フライ”か？俺だアッシュだ」
昼はまだ暖かくともみんなタンクトップなんだもんな、見てて寒いよな。
アッシュの電話の相手はどうやら武器商人のフライの様だ。受話器から驚いた声が聞こえてそういえば世間では死んだことになってたなと思い出す。
「取り敢えず武器がなけりゃ話にならない」
「だ、だけど金は？」
「俺の
頭にハテナを浮かべて顔を合わせあうケインらを他所にアッシュはどんどん指示を出していく。ゾロゾロと出ていく奴らに混じって俺も部屋を抜けキッチンへと向かう。コーヒーの匂いがするから英二がいるだろう。
『よっ、お暇か？』
「お蔭様でね」
『皮肉も上達したもんだな』
「どっかの誰かさんのせいでね」
にひっと笑う英二に笑い返す。そのまま冷蔵庫をあけコーラの缶を何本か取り出す。
「…どんだけ飲むの？」
『俺のじゃないよ。英二、コーヒー淹れておいてくれよ。ブレイクタイムにしようぜ』
「よしきた！」
まだまだ話が長引きそうなアッシュらにコーラを差し入れしてキッチンへ戻ってくると何処から持ってきたのやらクッキーも用意されていた。英二の隣に腰掛け窓から覗く青空を眺めながら休息を楽しんだ。
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ゆうな(プロフ) - 葵さん» わ〜ほんとですか！？嬉しいです！！そうなんですよ〜！色々突っ込んでたら５作品目になってしまいました笑ありがとうございます！頑張りますね！ (2019年1月4日 18時) (
レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 全シリーズ読ませてもらってます！もう5作品目ですね！！いつも楽しみに読んです！これからも応援してます！頑張ってください！ (2019年1月4日 15時) (レス) id: 0416d8cced (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org
作成日時：2018年12月31日 22時
