優しさ、9つ。 ページ9
『 っはぁ、 はぁっ… 』
あれからどれだけ走ったかな。
気付けば、知らない道に入り込んでいた。
靴を履いて来ていないせいで、足に傷ができて
一歩踏み出すたびにズキズキと痛む。
『 …もう、やだ… 』
あー…、
お腹空いたな。
そういえば、
なんで私 “ ユンギ君と離れたくない ” なんて思ったんだろ…
『 好き… では無い はず。 』
なら…
『 仲良くなりたい、のかな… 』
口に出してみると、それが一番しっくりきたので
そういうことにしておく。
ふと、斜めの方に公園を見つけた。
『 ベンチとか、あるかな… 』
もしあったらそこで寝てしまおう。
なんて考えながら公園に入ると、ブランコの横に影が見えた。
人間の大きさではない。
気になって近付いてみると、可愛らしい子犬だった。
でも、身体中傷だらけで 弱っている。
なんとかしてあげたい、なんて思っても
無一文の私にできることなんて何も無い。
幸い、ポケットの中にはハンカチが入っていた。
『 …ちょっと、足 見せてね? 』
そう言って一度頭を撫でてあげると
子犬は少し心を許してくれたようだ。
私がひどい傷がある右の前足にハンカチを巻く間、
なんの抵抗もせずに、大人しくまっていてくれた。
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Qz.(プロフ) - 夢麗さん» ほんとに遅れました!今気付きました!!すみません… キャラ崩壊申し訳ないです(( こちらこそありがとうございます!!(゚ー゚*) (2018年6月15日 16時) (レス) id: 9e84881ad1 (このIDを非表示/違反報告)
夢麗(プロフ) - ユンギがユンギでユンギだったので最高すぎてもううあああああああああああ(語彙力)って状態ですこんなうあああああああああああってなるキュンキュンする作品ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!! (2018年5月21日 22時) (レス) id: ae66d00fd3 (このIDを非表示/違反報告)
Qz.(プロフ) - ユナンゴギミさん» ありがとうございます!! これからもどんどんユンギさんのお砂糖を追加していきますので、見ていただけたら嬉しいです(о´∀`о) (2018年1月2日 2時) (レス) id: 9e84881ad1 (このIDを非表示/違反報告)
ユナンゴギミ - この作品見さしてもらいました!!! 考えた事でもドキドキします ゆんぎの甘々言葉がタマラナイデス お砂糖か金平糖ぐらいの甘々(次の作品も楽しみにしてます (2018年1月2日 1時) (レス) id: c85ffb4ce0 (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ(プロフ) - Qz.さん» それなです!! (2017年12月3日 15時) (レス) id: 4d2c784ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Qz. | 作成日時:2017年12月2日 20時