優しさ、12。 ページ12
『 __わたし、最低だっ… 』
溢れた涙は止まることを知らず、
拭っても拭っても 流れてくる。
ユンギ君は、何も言わずに
黙って私の頭を撫でた。
『 ゆんぎく、んっ…
わた、し… パボだ…っ 』
「 …そっか 」
肯定もせず、否定もしない。
ただ優しい声で呟かれる一言が
すごく心地良い。
無一文で靴も履いていない。
それどころか泣きじゃくる私に、
深堀して聞いてこないところがユンギ君らしい。
・ ・ ・
『 ……どうしようかな 』
あの後も散々泣いた。
その間、ユンギ君は隣でずっと居てくれた。
でも、どうしよう。
家がない。
食べ物がない。
幸い 制服だから学校には行けるけど、
私服もない。
ついでに靴もお金だってない。
……かなり どうしよう←
『 んー…
とりあえずベンチで寝てー…
明日 サナに泊めてもらえるか聞けば… 』
大丈夫、…なはず。
そんなことを考えていたとき、
今まで黙っていたユンギ君にかなり痛い質問を投げ掛けられる。
「 なに… お前、家ねぇの? 」
『 …まぁ…、はい… 』
曖昧に答えると、
「 なら、
家 来るか? 」
『 …え、? 』
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Qz.(プロフ) - 夢麗さん» ほんとに遅れました!今気付きました!!すみません… キャラ崩壊申し訳ないです(( こちらこそありがとうございます!!(゚ー゚*) (2018年6月15日 16時) (レス) id: 9e84881ad1 (このIDを非表示/違反報告)
夢麗(プロフ) - ユンギがユンギでユンギだったので最高すぎてもううあああああああああああ(語彙力)って状態ですこんなうあああああああああああってなるキュンキュンする作品ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!! (2018年5月21日 22時) (レス) id: ae66d00fd3 (このIDを非表示/違反報告)
Qz.(プロフ) - ユナンゴギミさん» ありがとうございます!! これからもどんどんユンギさんのお砂糖を追加していきますので、見ていただけたら嬉しいです(о´∀`о) (2018年1月2日 2時) (レス) id: 9e84881ad1 (このIDを非表示/違反報告)
ユナンゴギミ - この作品見さしてもらいました!!! 考えた事でもドキドキします ゆんぎの甘々言葉がタマラナイデス お砂糖か金平糖ぐらいの甘々(次の作品も楽しみにしてます (2018年1月2日 1時) (レス) id: c85ffb4ce0 (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ(プロフ) - Qz.さん» それなです!! (2017年12月3日 15時) (レス) id: 4d2c784ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Qz. | 作成日時:2017年12月2日 20時