【wrwrd】推しへの愛がダダ漏れ中【shp】 (ページ42)

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＠shp_love (42) ページ42

現在時刻11時30分。

私は今、LINEのトーク画面とにらめっこをしていた。
そのトーク画面はコネシマさんの。

あとワンタップすれば、私が書いたメッセージは送信される。

こんなに悩んでいるのには、ちゃんと理由がある。
それは昨日の帰りの事だ……

『家まで送ってくれてありがとうございます！！ラーメン美味しかったです！！』

kn「せやろ！！また行こうな！！」

『え？』

kn「え？」

私が驚いた顔で「え？」っと言ったら、コネシマさんも驚いた顔で「え？」っと返してきた。

kn「なんや？嫌なんか？」

コネシマさんは少し不機嫌そうに聞いてくる。
そんなの嫌なわけ無いじゃないか！！

『行きたいですよ！でも一国民が、易々と我々だメンバーにお近付きになるのはどうかと思います！！』

私は思ってることをズバッと言った。

もし我々だメンバーに関わってる子が、私じゃなくて、別の我々だファンの女子だったら、私はその子に大して、だいぶ嫉妬するだろう。

それと同じで、私以外の我々だファンの女子が、この光景を見たら、私に大して絶対嫉妬するだろう。

だからダメだ。
関わりたいけど関わっちゃいけない。
遠い存在だからこそ、いい事だってきっとあるはずだから。

kn「お前はダメやな。ほんとダメダメや！」

『急になんですか！』

kn「せっかくの関わるチャンスなのに、お前はそれを捨てるんか？」

『いや、それは……』

kn「別にええやんけ！他の人からどう思われたって、自分がしたいようにすればええやろ！そんでお前が本当に関わりたくないんやったら、LINEもブロックすればええ」

『関わりたいに決まってるじゃないですか！！』

思いのほか大きい声が出た。
コネシマさんにも負けないくらいの大きな声。

どんなにいい子ぶったって、所詮はただの欲にまみれた一人の人間。
どんな事だって利用してでも関わりたい。
ショッピ君にだって、会って握手をして貰いたいんだ。

kn「よく正直に言えました！」

コネシマさんは私の頭をワシャワシャと撫でてきた。
大きな手が、私の頭を雑に撫でる。

髪の毛なんてぐしゃぐしゃで、でもこれ程まで嬉しい事は無かったってくらい、本当に嬉しかった。