【wrwrd】推しへの愛がダダ漏れ中【shp】 (ページ33)

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社員食堂に入ると、冷房がガンガン効いてて少し肌寒かった。

私は石橋を探す。

石橋は窓側の席に1人で座っていた。
弁当には手をつけずに、外の景色をじっと眺めていた。

私が石橋に近づくと、石橋は私に気づき笑顔になる。
犬みたい……

『弁当、先食べててもよかったのに』

「いや、一緒に食おうって言ったじゃん。だから待ってた」

『そっか。これ、石橋にあげる』

私はさっきのレモンスカッシュを石橋に渡した。

「おっ！まじ？やった！！」

石橋は嬉しそうにレモンスカッシュを受け取る。
そしてさっそく飲み始めた。

私はレモンスカッシュを買わされたおかげで、もう一回150円を入れてお茶を買うはめになった。

私も石橋と同じようにお茶を飲む。

冷たいお茶が喉を潤してくれる。
そして、職場体験がまだ2日目という事実に少し疲れを覚えた。

その後、私は石橋と中学校の頃の思い出話をしながら、弁当を食べた。

思い出話に花を咲かせてたら、あっという間にお昼休憩は終わり、午後の職場体験が始まった。

午後は商品のできる過程を教えて貰った。

結構興味深いことが多くて、時間はあっという間に過ぎていった。

kn「今日もお疲れ様でした！明日は実際色々作業をして貰うから、今日はしっかり寝とくんやで！」

コネシマさんがそう言うと、皆元気にお疲れ様でしたと言い、各自、帰って行った。

私もその流れにのって、外に出る。
真っ赤な夕日が、辺りをオレンジ色に染め上げていた。

『なんかほんとに社会人になったみたい』

私は会社の横にあるベンチに腰かけた。

朝、忙しくて見れていなかった通知を一通り見る。

その中には、ショートピースさんからの通知もあって、それを見つけた瞬間、鼓動が早くなった。

ショートピースさんから届いたリプには「職場体験頑張ってください」と書かれていて、それだけで、残りの職場体験も頑張ろうと思えた。

ショートピースさんからの「頑張ってください」と言うメッセージを読んで上機嫌になった私は、足早に家に帰り、疲れなんか忘れて、夜遅くまで我々だの動画を見ていた。

時刻は23時45分。

さすがに寝不足はやばいと思い、寝ようとした。
しかし、その時LINEが届いた。
コネシマさんからのLINEが。

水島哉太ちゃんと寝とるか?

水島哉太夜更かしはあかんで!