【wrwrd】推しへの愛がダダ漏れ中【shp】 (ページ30)

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＠Peace_wrwrd (30) ページ30

仕事から帰ってきてTwitterを開くと、コネシマさんの呟きが目に入った。

shp「珍し……」

何を呟けばいいか分からないと、毎回俺に喋って来たのに。

俺はその呟きにイイネをして、Twitterを閉じた。

今日は久しぶりに残業があり、いつもより仕事量が多かった。

だからいつも以上に疲れていた。

俺はささっと風呂を済ませ、夜ご飯を食べ、ベッドに潜り込んだ。

そして、Aさんは何をしてるんかなと思い、再度Twitterを開いた。

昨日会ったばっかりだが、どうしてもすぐ会いたくなる。
あの声を聞きたい。俺の目の前で楽しそうに笑っていて欲しい。

shp「あー……もうダメやな……」

完璧にAさんが俺の頭の中を支配していた。

俺はTwitterをスクロールして、呟かれたことを見ていった。
そして、Aさんが呟いた事を見つけた。

A＠我々だ垢＠shp_love
職場体験疲れた〜。
ショッピ君の職場に行きたかった。
そしたら毎日幸せなのに。

職場体験。凄く懐かしい響きだった。
それを自覚すると、俺も歳をとったなと実感した。

shp「Aさんと同じ職場か」

そしたら毎日、無条件でAさんに会えるんだ。

shp「疲れなんて忘れそうやな」

俺は小さく笑みをこぼし、リプを送る。
「職場体験頑張ってください」と。

そのあとに付け加え、「俺も同じ職場だったら幸せです」と、思わず書いてしまったが、急いでその部分を削除した。

もしもAさんが社会人で、俺と同じ職場だったら、結ばれていたかもしれない。

もしも俺もAさんと同じ高校に通っている高校生だったら可能性があったかもしれない。

だけどAさんとの出会いには、ショッピという存在が必要なんだ。

どんな設定であっても。どんな場面であっても。

shp「高校生と社会人だから、絶対無理なんやけどね」

俺は少しほっとしていた。
この関係だから諦めがつく。
初めっから無理だと分かっているなら、恋に落ちたりなんかしない。

俺はAさんにとっての推しとして、この先もAさんと関わっていこうと、心に決めた。