【wrwrd】推しへの愛がダダ漏れ中【shp】 (ページ28)

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＠shp_love (28) ページ28

会議室に入ると、3人の男性社員と、同じ班の人達が楽しそうに話をしていた。

なんか凄く打ち解けてる。

私の班の人達は、みんなフレンドリーだから、当たり前っちゃ当たり前なんだが。
みんな凄いな。

「おい、水島。女子高生の腕引っ張ったら、まずくないか〜？」

1人の男性社員が私とコネシマさんの状況を見て、指摘する。
そこまで怒った口調ではなかった。

kn「こいつは別に大丈夫や」

『え、』

なんだろう。女子高生として、扱われてない気がする。私の気のせいか？

「もう先自己紹介しちゃったから、軽くでいいか？」

kn「あーいいぞ」

そう言って私のために、3人の男性社員が自己紹介をしてくれた。

真面目そうな田中さん。運動大好き佐藤さん。チャラそうだけど、意外と誠実な木村さん。

コネシマさんほど顔面偏差値は高くないが、そこそこにカッコイイ。
この会社、顔面偏差値たかない？

kn「高校生達には、4つのグループに別れて体験してもらうから。丁度いいように別れてや」

そうコネシマさんが言ってから数分後、私達は4つにわかれた。
ひとつの班がだいたい3人。

私のグループの2人は、中学校から一緒の男子・石橋幸信(いしばしゆきのぶ)と、同じクラスの女子・春川小咲(はるかわこさき)ちゃんだった。

知ってる人達でよかったと安堵のため息を漏らす。
すると、

kn「じゃーお前達の班は俺が担当するから。よろしくな〜」

と、コネシマさんが目の前に現れた。

「『よろしくお願いします！』」

こうして、1週間の職場体験が始まった。
のは、いいんだが……

kn「お前の班か〜」

『なんですか？不満でも？』

kn「お前のそう言うとこ、女子高生っぽくあらへん」

『コネシマさん、失礼ですよー』

私はコネシマさんの腕をつねる。
コネシマさんは「痛い、痛い！！」と言いながら、私を叩く。

私も痛いんだが？

『コネシマさん、我々だの時はもっと良い人だと思ってました』

私がムスッと頬を膨らませそう言うと、コネシマさんはアハハと豪快に笑いながら言った。

kn「お前に優しくする気無いわ〜」

この人、酷くないか？

『コネシマさんの悪い噂流しますよ！』

kn「それはやめい！」

コネシマさんは私の頭にチョップをかます。

これからの職場体験、コネシマさんに散々振り回されそうなんだが。私は心の中でそう思った。