叶恋 (ページ5)

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謙｢…い、おい！A！｣

｢わっ、びっくりしたあ、なによ｣

謙｢お前今日大丈夫かー？朝からずっと変だよ｣

｢大丈夫だよ。失礼な。｣

謙｢だってさーーー、なあ？顕嵐｣

着替えながらも、ん？ってこっちを見てくるその仕草に

何度私は射抜かれているか

誰も知らない

｢あ、そういえば今日放課後部活ある？｣

顕｢ないよ｣

｢じゃあ、久しぶりに寄り道しない？通学途中に可愛いカフェができて行ってみたいの｣

謙｢えーーー、カフェかよーーー、ゲーセンとかじゃねえのかよー｣

｢じゃあ、謙ちゃん来なくていいよ｣

謙｢いや行かせていただきます、はい、さーせん｣

顕｢いいね、久しぶりに三人で行くか｣

｢やった！たのしみーー｣

久しぶりに三人で寄り道なんて嬉しすぎる

まあ顕嵐がいれば何でも嬉しいんだけどね

早く放課後にならないかなーなんて言ったら

前の席の謙ちゃんから

その前にちゃんと勉強すること

だって、もうほんとにお母さんみたいで笑っちゃう

そんな謙ちゃんの横の席で顕嵐は

携帯をいじっていて

そんな姿でさえも愛おしいと思ってしまう

きっと重症だな、(笑)