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校庭をのぞくと、一年生が体育をしていた。
俺が見るのはもちろん
裕「菊池くんたちいるかなぁ」
廊下から校庭をきょろきょろと見ていると、
裕「あ、たしか…佐藤くんと松島くん！」
その二人が一緒にいるところが見えた。
どうやら長距離走をしているらしい。
裕「がんばれ〜」
そういいながら眺めていると、佐藤くんは走り終わったらしく、止まって水筒の水を飲み始めた。
後ろから、松島くんもやってきた。
裕「関節キスでもしてくんねぇかなぁ」
ボソっと呟いてみた。
すると、佐藤くんが松島くんに自分の水筒を差し出している。
裕「ちょっとまて」
で、松島くんはその水筒を飲んだ。
裕「ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!」
その場で叫ぶ。
その声に気づいたのか、佐藤くんと松島くんが振り返ってきた。
勝・聡「？？？？」
なんで授業中なのに廊下に先輩がいるんだ？っていう目で見てくる。
裕「(⌒∇⌒)」
ニコニコしながら手を振る。
すると、二人とも疑問には思いながらも手を振ってくれた。
大「こんなとこで何してるの？」
後ろから呼ばれて振り返ると、清掃員の大野さんがいた。
裕「あ、大野さ〜ん！」
大「なんで廊下にいるの？授業中じゃないの？」
裕「理科だったんですけど、なくなりました！」
大「あぁ、高木くんだもんねぇ。」
そのあと、いろいろ雑談をしていた。
裕「あ、二宮先生って保健室にいました？」
大「え？あぁ、いなかったよ。多分校庭で相葉ちゃんと一緒にいるよ」
裕「え！マジすか！ありがとうございます！」
大「どういたしまして？」
これはにのあいチャンスだ！
大野さんにお礼を言うと、すぐ校庭に向かって走り出した。
裕「校庭で見てたらさすがにバレるか。」
靴を履こうとしたが、外に出るとひっそりと眺めることができないと気づき、ピロティで見ることにした。
裕「あ、いた！」
壁から顔を出してニノ先生と相葉先生を探していると、日陰で二人、座っている姿があった。
裕「この時点でてぇてぇ」
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作者名：ひんにか | 作成日時：2022年3月19日 13時
