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「......ん、......おかさんっ......





__________......重岡さん!」













「んっ......?か、神山くん...?」


「良かったぁ......目ぇ、覚めへんかったら、どないしよって思っとったんです」






気がついたら、俺はベッドに寝かされとって、横に居る神山くんが手を握ってくれててん。

どうやら体を貸したまま成仏したらしく一時的に意識が混濁してしもうたようやった。施設の人に言うて空き部屋のベッド貸してもろうたんやと。

めっちゃ迷惑掛けてもうた......と思いながら、神山くんを見るとまだ涙の跡がはっきりとついとった。その頬に手を伸ばして「ごめんな」と呟くとフッと優しく笑った。




「ううん...ちゃんとお別れさせてくれて、ありがとうございました」


「俺はなんもしてへんで?にしても、あいつ...いろいろ喋りよって」


「ふふっ......ですよね、でも、重岡さん?」


「ん?......っ、か、かみ、神山くんっ...?!」





頬に触れた柔らかな唇の感触。

悪戯っぽく笑う君に、俺の心臓はばっくばく。






「......今度は、重岡さんが俺の事守ってくれるやろ?」



「そんなんっ...もちろん、ずっと神山くんのこと守らせて」






抱きしめた温もりが、ちゃんとここに生きとることを教えてくれる。

大丈夫や、照史。

お前の大事な弟、俺が一生懸けて守ったるよ。









「__________......好きや、神山くんのこと。」








(End.)

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翠恋(プロフ) - 笙緒さん» 笙緒さま、コメントありがとうございます!そう言って頂けてとっても嬉しいです!ありがとうございました、また違う作品でお会い出来るように頑張りますのでどうぞよろしくお願いします! (2019年7月21日 14時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
笙緒(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても素敵な作品をありがとうございました。もう最後は泣いて泣いて(笑)すごく感動しました!どうかお幸せに...と思いつつホッコリとした気持ちになりました。また素敵な作品をお願いします! (2019年7月21日 13時) (レス) id: 2935873422 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - ? は ま たさん» ? は ま たさま、コメントありがとうございます!拙い文章でしたが、お届け出来たら嬉しいです!励みになります!これこらも頑張って作品をお届けしていきます、どうぞよろしくお願いします! (2019年7月21日 9時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - 樹れれ*さん» 樹れれ*さま、ついに完結しました!ありがとうございます!これからもいろんなCPでの作品をお届け出来たらと思います、これからもどうぞよろしくお願いします! (2019年7月21日 9時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - 莉子さん» 莉子さま、コメントありがとうございます!拙い文書でイメージが伝わるか不安もありましたが、無事に届いたようで嬉しいです!ありがとうございます!これからも新しい作品を作れたらと思いますのでどうぞよろしくお願いします! (2019年7月21日 9時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨 | 作成日時:2019年6月23日 22時

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