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__________......ザザーン...
誰も居らん、丘の上。
下に広がる、まっさらな砂浜と大きな青い海は夕焼けに染められてオレンジ色になっとって、まるでオレンジがよく似合うてた照史をそのまま消し去ってしまうんやないかと思った。
透けとった彼の体は、正しくオレンジ色やったから。
「......照史のあほ」
『なんや......しげ、珍しく勘ええやん』
「ちゃうわ。神山くんがここ教えてくれてん」
『えっ、まじ?......やっぱり、兄弟ってなんか通じるもんあるんかなぁ』
神山くんが言うたこの場所は2人が過ごした施設の真裏にあり、施設の人がよく神山くんが泣くと照史が慰めるために連れてってたって。
写真に写っとったのも、ここの景色やった。
呑気そうにケラケラ笑う照史やったけど、俺が神山くんの名前を出した途端、一瞬やけど辛そうな顔をした。すぐにまた笑顔を作ったけど。
あほ、バレバレや。
なんでそない無理して笑うとるんや。
「......あっくん、どこにおるん?」
『とも......ごめんな。兄ちゃん、最後まで守ってあげられんくて』
「照史、そんなん自分で言えや......ほら、」
そう言って両手を広げた俺に『ええよ、今更やん』なんて、遠慮する照史に腹が立った。
「はぁ?!散々人の体使っといて肝心な時に何言うてんねん!俺はお前の親友やぞ?!今神山くんに悲しい思いさせるんやったら、二度とビールお供えせんからな?!あ?」
『お前はどんな脅し方やねん......ははっ、持つべきもんは、やっぱり友だちやなぁ』
おおきに、と、一言聞こえたかと思えば一瞬の衝撃。
次に目を開くと、神山くんの目の前には俺の姿をした照史がちゃんと居った。
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翠恋(プロフ) - 笙緒さん» 笙緒さま、コメントありがとうございます!そう言って頂けてとっても嬉しいです!ありがとうございました、また違う作品でお会い出来るように頑張りますのでどうぞよろしくお願いします! (2019年7月21日 14時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
笙緒(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても素敵な作品をありがとうございました。もう最後は泣いて泣いて(笑)すごく感動しました!どうかお幸せに...と思いつつホッコリとした気持ちになりました。また素敵な作品をお願いします! (2019年7月21日 13時) (レス) id: 2935873422 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - ? は ま たさん» ? は ま たさま、コメントありがとうございます!拙い文章でしたが、お届け出来たら嬉しいです!励みになります!これこらも頑張って作品をお届けしていきます、どうぞよろしくお願いします! (2019年7月21日 9時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - 樹れれ*さん» 樹れれ*さま、ついに完結しました!ありがとうございます!これからもいろんなCPでの作品をお届け出来たらと思います、これからもどうぞよろしくお願いします! (2019年7月21日 9時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - 莉子さん» 莉子さま、コメントありがとうございます!拙い文書でイメージが伝わるか不安もありましたが、無事に届いたようで嬉しいです!ありがとうございます!これからも新しい作品を作れたらと思いますのでどうぞよろしくお願いします! (2019年7月21日 9時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2019年6月23日 22時