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「てか伊野尾先輩の家、全然片付いてないね」
「あははっ...うん、なんかこう、物が多くて...」
「ちょっと意外かも。スマートな印象なのにね」
「...だいちゃん、それはちょっとないかも」
ごめんね、だいちゃん
だいちゃんの今の発言はきっと誰も共感してくれないよ
さすがの雄也先輩もやんわりと否定してるしね
「伊野尾がスマート...ぷはっ!最高だな!」
「なんだよ、やぶぅ!俺スマートだろ?」
「強いていえばスマートな変態ってとこだろ」
「えぇ〜?光まで!」
やぶひか先輩、さすが。よくいのちゃんのことをよく分かっている。
俺が思わず大きく頷いてしまうと、隣にいたいのちゃんが俺の頬を両方に伸ばしてきた。
「けーいーとー?」
「ひゃー、ごめんなひゃいっ」
「...みんな帰ってから、お仕置きでもしちゃう?」
耳元で爆弾を落とされて、ちぃちゃんの元へと避難した俺。そんな俺を見たちぃちゃんは「いのちゃん、ジュースちょうだい♡」と可愛くおねだり。
まぁちぃちゃんにあんな風に可愛くお願いされたら、誰だって素直に立ち上がるわな。
「けいとって、ここから通うの?」
「んぇ?違うよ!ここにはたまに遊びに来ようかなって」
「じゃあ、4月からまた一緒に通えるね!」
「...うんっ!ちぃちゃんやまちゃん、よろしくね!」
「当たり前だろ!な、ちねん!」
「涼介重い、暑い、離れて」
やまちゃんは一生ちぃちゃんに頭上がらないんだろな...将来がはっきりと見えてる気がする。
ドンマイ。山ちゃん。
「俺も遊びにこよーっと!」
「お前は立ち入り禁止だ」
「じゃあけいとくんたちの寮に行こうかな♡」
「はい?!」
「それはもっとダメだー!けいとの視界に入るの厳禁!!!」
ジリジリと近づいてきたゆうと先輩を勢いよく突き飛ばしたせいで押し倒してるみたいになってるよ、いのちゃん
なんだかんだ仲良しなんだけどね、この2人。
そうこうしているうちに、いつの間にか空は暗くなりはじめていた。
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あかり(プロフ) - 翠恋さん» すごく嬉しいです!!!楽しみにしてます^^ (2018年1月22日 7時) (レス) id: 0083b728f1 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - けーた。さん» けーた。さま、コメントありがとうございます!長い間応援して頂けましたこと深く感謝致します。またこんないのけとちゃんたちが書けたらいいな、と思ってます。楽しんで頂けたならなによりです。これからもどうぞよろしくお願いします (2018年1月22日 6時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - あかりさん» あかりさま、コメントありがとうございます。また、長い間応援して頂けましたこと、心より感謝致します。番外編、ぜひ書きたいです!←他の作品が落ち着いた頃新作として出させて頂きたいと思いますのでその時までよろしくお願いします! (2018年1月22日 6時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 完結おめでとうございます。…とは言いつつやはり少し寂しさも感じます;翠恋さんのお話でいのけと好きになった私なのでこちらのお話もとても楽しませて頂きました(*^^*)長い間の連載お疲れさまでした。これからも色々なお話を読ませて頂けるのを楽しみにしています* (2018年1月21日 16時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 完結してしまったぁぁぁぁぁ(泣)連載はじめの頃から読んでて、とても大好きなお話でした。感動のラストで、もうこのお話が読めなくなると思うと悲しいです…番外編で、大学生活とか、やってるふたりとか(言い方)、魅せてもらえたら嬉しいです (2018年1月20日 23時) (レス) id: 0083b728f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2016年12月2日 23時