magical.109 宏太side ページ23
宏太side
八乙女「薮！？」
薮「光…！」
ギミックさんと共に瞬間移動したのは、組織の建物から離れた場所にある森の中。
しばらく待っていると、他のメンバーも走って来た。
…みんなそれぞれ知らない人に連れられて。
有岡「山田？おい、山田！」
大ちゃんが、地面に寝かされた山田の肩を心配そうに叩く。
シェイク「大丈夫だよ。敵にやられて、軽い脳震盪起こしてるだけ。」
有岡「…。」
大ちゃんはその紫紺の瞳を睨みつける。
山田を背負って来たシェイクって人は、肩をすくめてその場を離れた。
高木「あ！みんな…！」
伊野尾「高木！」
最後に高木と、また知らない奴が走って来た。
人間姿に戻った伊野尾が目を輝かせる。
伊野尾は、俺が瞬間移動した時について来ていたらしい。
中島「雄也も無事だったんだ！……で、その子たちは何？」
裕翔が高木の後ろを指差して苦笑いする。
見ると…
『キィ、キィ！』
『ガァォォウ！』
『グァァア…』
知念「…ドラゴン？」
そう。たくさんのミニドラゴンが、高木の脚にまとわりついていた。
高木「懐かれちゃって…知らないうちについて来てたんだよ。」
岡本「すごい、初めて見た…山ちゃん、ドラゴンだよ！」
山田「え、ドラゴン？見る見る！」
魔物オタクの山田が飛び起きる。
デカイのは怖いけど、ちっちゃいのは子犬みたいで可愛いかも……って、そうじゃなくて。
薮「それで…誰なんだ？あんたら。」
俺たちから少し距離を置いて、談笑していた五人の男たち。
組員のアカツキ、シェイク。
料理人のブギー。
飼育員のファンク。
研究員のギミック。
薮「全部偽名だろ。何者だ。」
ギミック「そんな怖い顔すんなよ。俺たちは、お前らサイドの人間だから。」
俺らサイドの？
どういう意味だ…？
ブギー「そろそろいいんじゃない？」
ファンク「そうだね。…魔法解除！！」
パンッ！
ファンクが手を叩くと、緑のキラキラが舞って視界を覆い尽くした。
知念「この光…まさか！」
どこかで知念が叫ぶ。
キラキラが消えると……なにか、頭の中のモヤモヤが晴れたような気分になった。
そして。
「「「…えええええええ！？！？！？」」」
俺らの大絶叫が響き渡った。
.
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楓菟 - とても面白かったです。更新を待っています。いつ更新されますか？ (2020年4月9日 21時) (
レス) id: ded5916e49 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - すごく面白かったです！この後のお話がとても気になります！更新お待ちしてます！ (2019年5月9日 21時) (レス) id: bea5fb83fd (このIDを非表示/違反報告)
amin(プロフ) - はじめまして！ この後の展開がすごく楽しみです！有岡くんの魔術や伊野尾くんの過去、更新楽しみにしています！ (2019年3月27日 14時) (レス) id: 5b4e603a58 (このIDを非表示/違反報告)
桃猫 - 初めまして、桃猫です。いつも楽しく読んでいます。この後の展開もすごく楽しみ、、、！LOVE 米様のペースで更新頑張ってください！楽しみに待っています。 (2019年3月25日 17時) (レス) id: 86491a5112 (このIDを非表示/違反報告)
LOVE米(プロフ) - NMダイキング担さん» 以前もメッセージいただきましたよね！引き続きの応援ありがとうございます。。更新頑張ります！ (2019年3月10日 1時) (レス) id: a6c899cc1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LOVE米 | 作成日時：2019年3月3日 0時
