あくまで幼馴染みの弟で...... (ページ27)

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駅までは歩いてそうもかからないから
あっという間に到着してしまった。

｢あ、じゃあ着いたんでここで…｣

『あ、前田さんって最寄りどこ？？？』

｢〇〇です。｣

『あー､､､俺もそっち方面やから一緒に帰ってもええ？』

｢え…まあでも方向が同じならしょうがないですもんね… 行きますか｣

ごめん。前田さん

なんか今日を逃したらもう一緒に帰れへん気がするから最寄り全然そっち方面ちゃうけど許してくれ！

『おん！行こ行こ。』

『…あ！名前！』

｢名前？？｣

『俺、前田さんの名前知らん！てか歳も知らん
苗字が前田でお姉さんが居るってことしか知らん、』

｢苗字と姉が居るってこと知ってればわりと知ってる方やと思いますけど｣

『アカンアカン。』

『どうせなら最寄りつくまで自己紹介せえへん？』

｢電車の中で自己紹介なんて個人情報ばらまいてるようなもんですよ｣

『そっか､､､じゃあ名前と歳だけ教えてくれへん？？』

『こーゆー時って俺から先に言った方がええよね』

『自分、高橋恭平です。2000年2月28日生まれの19歳っす！名前は好きなように呼んでな。あ、でも恭平って呼ばれることが多い！』

『はい！じゃあ前田さんも！』

｢…前田あかりです。1999年8月4日生まれの20歳です。よろしくお願いします…｣

『え！待って！俺らタメやないっすか！
じゃあ敬語とか無しにせぇへん？俺、あかりちゃんって呼ぶわ！』

｢テンション高すぎ… 一応ここ電車だからもうちょい静かにしてくださいって…｣

『ごめんごめん。テンション上がってしもた』

『改めてよろしくな！あかりちゃん』

｢だから静かにしてって…｣

なんか早速怒られたけど
前田さん改めあかりちゃんのこと知れて嬉しいわ〜

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