チーム佐伯田！！【菅田将暉】

会議 ページ22

今日はとある会議に出席します。

夏に放送される予定のドラマについて。

なんと、私を主演にすると監督から直々に指名して頂いた。

そのうえで、まだ脚本が出来ていないから監督さんと脚本家さんと相談をするのだ。

当て書きの脚本。

そんなのほとんど初めてだし、こうした会議に出る事もほとんどない。

「とりあえず、方向性だけは決めていて。
幽霊が見える、聞こえる、触れるの霊感が強い主人公が心霊担当の探偵として活動する話なんだ」

柚香「夏ですし、いいですね〜。
設定も私好みです」

日暮旅人とかめちゃくちゃ好きでした…。

本も持ってるくらい。

今もトレースとかイノセンスとかめちゃくちゃ好きです。

なんか、真実を何がなんでも掴もうとする姿いいですよね。

あと、暗い過去があるっていうのが演じがいがある。

「過去に火事で家族が死んでしまった設定にしたいんだ。
で、双子の兄だけは幽霊になって10年後に君の元に戻ってきた」

柚香「それ、強制的に柊真ですねw」

「そう！頼みたいよ(笑)
それから、菅田くんにも出て欲しいんだ」

柚香「どんな役とかは決めてるんですか？」

「柚香ちゃんの恩師。
手出しが出来ないほど強い霊に取り憑かれて、行く先は死のみ。
自然に死ねば輪廻の輪に入れ、生まれ変われるけれど、このまま霊の影響で死んでしまえば魂ごと消えてしまう。
だから、過去の柚香ちゃんが泣きながら刺し殺した」

柚香「まさ君〜www
でも、いいですね〜」

ふと、思いついた。

柚香「柊真も出て、まさ君も出るとなるとかなりの人気俳優が出る事になります。
そこで！！もういっそ主に出てくる人達をみんな人気俳優にするのどうですか？
1話しか出てこないゲスト出演も、中村倫也の兄さんとか」

「それいいね(笑)
話はごく真面目に。
それでいて、次は誰が出るのか、っていう豪華なワクワク感！」

意気投合した。

私が演じる役の相棒達がかんちゃんとまっけん。

私がお願いをしました。

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